So-net無料ブログ作成

クレームスフレ [英語]

先日のこと。駅ナカにあるスイーツショップのチラシを
手に入れました。このスイーツショップはお店が定期的に
入れ替わるタイプ。1週間ほど出店すると、次は別のショップが
入るというものです。和菓子、スイーツ、首都圏のお店もあれば
はるばる北海道や九州・沖縄からやってくる店舗もあります。
近所で日本各地の名産品を得られるのは楽しいですよね。

さて、そのチラシを読んでいたところ、「クレームスフレ」
という文字が目に入りました。アルファベットで書けば
crème souffléとなります。フランス語です。

ところが何を思い違えたのか、私は「ええ?文句を言う
クレーマーの?なぜ?」と一瞬とらえてしまったのですね。
「文句を言いたくなるようなスフレってナニ?」という具合です。

冷静に考えればお菓子用語のフランス語であることは
明かです。でも、おそらく頭の中でビジネス関連のことを
無意識に考えていたからでしょうか。「文句」の「クレーム」に
なってしまったのですね。自分の早合点に思わず内心
ニヤニヤしてしまいました。

なお、イギリスBBCにはレシピ専門サイトがあります。
とても充実しています。「ブリティッシュ・ベイクオフ」の
Mary Berryさんがスフレの作り方を披露していました:

https://www.bbc.co.uk/food/recipes/mary_berrys_lovely_lemon_73914

冒頭の"Soufflés can be fiddly to make"のfiddlyとは
「扱いにくい、めんどうな」という意味です。
イギリス英語で、fiddle(面倒な仕事)から来ています。
ちなみに「屋根の上のバイオリン弾き」は英語で
"Fiddler on the Roof"。日本では森繁久彌さんの演技が
有名になりましたよね。このfiddlerも上記のfiddleと同じ語源です。
fiddleはこの場合、バイオリンを意味します。
コメント(0) 

ジオラマ [英語]

人間の思い込みというのは不思議なものですよね。
たとえばよくある例として「完璧」の「璧」と
「壁」を同じだと思っていた、とか
瓜と爪が混同してしまう、などです。
思い込みと言いますか、単に間違いやすいということでも
あるのでしょう。

最近私が再発見したのは「ジオラマ」という単語。
私の中でもずっとgeoramaだと思っていました。
「ジオ」という音であればgeoに違いないと信じていたのです。
geography(地理)のgeoとpanorama(パノラマ)のramaが
組み合わさっていると思っていました。

ところが先日、AFN米軍放送を聞いていたところ、
イベント情報の告知でアナウンサーが「ダイオラーマ」と
言っていたのですね。確かアニメか何かのイベントだったと思います。

ラジオのスピーカーから「ダイオラーマ」と聞こえた瞬間、
「ええっ?私がgeoramaと信じて止まなかったあの単語は
本来dioramaだったの?」と思ったわけです。

ということで、早速調べました。

この語が誕生したのは1823年。もとはフランス語で
dia-(横切って、離れて)と(pan)oramaが組み合わさった語
なのだそうです。うーん、パノラマの部分はあながち間違いでは
なかったのですが。

それにしても19世紀初頭に生まれた語というのは、
言語学的に見たら新しい方なのでしょうね。

さらに気になったので、電子辞書のワイルドカード検索で
「-orama」を入れたところ、結構ヒットしました。たとえば
busorama、cyclorama、myrioramaなどです。

と、ここに来てオドロキが。dioramaの他に、確かにgeoramaという
単語もあるのです。あらら、ややこしい~。
georamaは「大円球の内側面に自然界の景色を描いて
中心部から眺めるように仕組んだ一種のパノラマ」(新英和大辞典)
だそうです。よろしければこちらをどうぞ:

https://www.researchgate.net/figure/Illustration-of-Delangards-Georama-the-illustrator-has-translated-French-place-names_fig3_292945062
コメント(0) 

gunpowder green tea [英語]

以前お土産で頂いたWhittardのティーバッグ。
ウィッタードはイギリスの紅茶専門店で
正式にはWhittard of Chelseaと言います。
創業は1886年。日本では内閣制度が始まって1年が
経った頃にあたります。

ロンドンのコベントガーデンに素敵なWhittardの店舗があり、
いつも観光客でにぎわっています。一歩店内に
足を踏み入れると、様々な種類の紅茶が並んでいるのが
わかります。試飲もでき、「紅茶」と一言で言っても
実にさまざまな種類があるのですよね。

さて、頂き物のティーバッグ。
パッケージには"No 212 Marrakech Mint"と出ています。
マラケシュはモロッコの首都です。

さらに細かい文字を読むと、

Gunpowder green tea with peppermint leaves,
the traditional taste of the Marrakech medina

とありました。

弾薬緑茶?

初めて聞く名称です。調べたところ、中国茶のことで、
弾薬のように小さく丸めてあることから、この名前に
なったようです。Wikipediaには「珠茶」とありました。

もう一つ、Marrakech medinaとはマラケシュの旧市街「メディナ」
のことです。Medina自体はサウジアラビアにある都市名ですが、
マラケシュにも同名があったのですね。以前、CNNで
リチャード・クエスト記者がマラケシュの旧市街を取材していました。
"Quest's World of Wonder"という番組です。

https://edition.cnn.com/travel/videos/travel/2019/06/28/quest-world-of-wonder-marrakech-4.cnn

世界広し。行きたいところがもう一つ増えました。
コメント(0) 

しっかり [英語]

大学を卒業して間もないころ、親しい友人を亡くしたことが
あります。その時に別の友人からかけられた言葉で私は
本当に救われました。彼女は「しっかりね」と
言ってくれたのです。長い慰めの言葉ではなく、
「しっかりね」という一言がとても印象的でした。

「しっかり」という言葉。色々な意味が
ありますよね。「しっかりしなさい」「しっかり掃除する」
「しっかり持つ」などなどです。
漢字では「確り、聢り」と表記します。
ちなみに英語では、

しっかり持つ hold tight
しっかり掃除する clean up properly
しっかりしなさい Pull yourself together

と訳されます。

さて、この「しっかり」という単語を意外なところで
先日見かけました。なんと、シリアルバーのパッケージです。

スポーツクラブでのこと。スタジオレッスン前に
空腹を覚えたため、エナジーバーを購入。
いつものごとくひっくり返して原材料名などを見ていたら
次のような表記がありました:

「製造所:株式会社きのした 群馬しっかり工場」

ええ?「しっかり工場」?

これは面白い。検索しない手はありません。

https://puffoods.jp/factory/

ありました!!熱い思いが込められているのがわかります。
コメント(0) 

embargo [英語]

先日、読者の方から語源に関するコメントをいただきました。
ありがとうございます。もとの記事は2015年11月19日に
アップした「語源の楽しみ」です。

https://sanaeshibahara.blog.so-net.ne.jp/2015-11-18

ここでご紹介したのはembargoという単語です。
embargoのbarは英語で「~するのを妨げる」という
意味を有します。

電子辞書に搭載されている大型事典、たとえば
リーダーズやランダムハウスなどにはほぼすべての
単語の語源が出ています。embargo自体は
もともとスペイン語から来た語で、スペイン語のembargarは
「逮捕する」という意味です。
それが17世紀ごろにembargoという英語になったようです。

一方、「ジーニアス英和大辞典」には
「em-(~の中に)+bargo(バリケードを築く)」
という解説もありました。

ところでGoogleでembargo word origin etymologyと入力して
検索したところ、トップに出てきたのは
Google自体の単語検索結果でした。英語で説明が
なされているのですが、「翻訳とその他の定義」を
クリックすると「『embargo』の使用状況の推移」という
チャートもあります。面白いですねえ。

この単語使用頻度チャートには
1800年から2010年まで年代が出ています。
embargoの使用頻度で一番折れ線グラフの山が高いのは1940年代。
40年代と言えば、世界全体で戦争が繰り広げられていた
時期です。軍事衝突だけではなく、様々な
禁輸措置があったことを伺わせるものです。

・・・さらに気になったので、tariffも同様に
調べてみました。やはり使用頻度が高かったのは1940年代です。

目下、私にとって気になるのは米中貿易戦争や米国第一主義、
保護主義貿易などです。過去の教訓を得たうえで平和的な
解決に結び付けばと願います。単語の使用頻度から
世界史を垣間見ることができます。
コメント(0) 

The Wall Street Journal [英語]

放送通訳現場ではインターネットのニュースサイトもずいぶん
参照します。日本語の新聞だけでなく、海外の新聞、テレビ局、
通信社のサイトなど色々なところをチェックしています。

海外も日本同様、紙新聞の購読者が減りつつあるようです。
日本の場合、発行部数は2009年から2018年の間で
19.8%も減少しています。雑誌は32.6%減っているとのこと。
紙媒体が大変な状況であることがわかります。

https://www.sankeibiz.jp/business/news/181228/prl1812281815078-n1.htm

一方、アメリカのThe Wall Street Journal(WSJ)はいち早く
デジタルサイトを有料化したメディアの一つです。
しかも有料化を成功させたことで知られています。
かつてネット上のニュースはどこも無料とみなされて
いましたが、お金を払ってでも信頼できる記事を
読みたいという人々に支持されているのがWSJです。

かつて英語の勉強に励んでいた学生時代、私は都内の
洋書店で英字新聞を買ったことがあります。
それがWSJでした。細かい活字で文章も難解。
それでも何とか背伸びして英語力を上げたいと思い、
手に入れたのでした。

WSJの特徴は、記者の名前の横に顔写真風のイラストが
出ていることです。昔の日本の新聞では記者名が出ることは
ありませんでしたので、きちんと記者の名前とともに
お顔がわかる紙面であることが私には新鮮に映りましたね。

その一例はこちら:

https://www.wsj.com/articles/oberlins-44-million-mistake-11561589414?mod=hp_opin_pos3

Daniel Henninger記者の名前とともに白黒のイラスト風の
お顔が表示されています。
コメント(0) 

yogurt [英語]

英語の勉強をしていると、たとえよく知っている単語であれ
その語源が気になります。私にとっては宝探しのような
感じです。

たとえば先日のこと。行きつけのカフェでヨーグルトを
頂きました。食べながらふと思ったのが、
「ヨーグルトってどういう語源?」という疑問です。

調べたところ、昔のトルコ語から来ているのだそうです。
yogurmakという単語で、意味は「攪拌する」です。
これがやがて英語のyogurtとなりました。

ちなみにスペルはyogurt、yoghurtおよびyoghourtがあります。
yoghourtはあまり目にしませんが、辞書にはちゃんと
出ていましたね。なお、英語の発音は要注意。
yoを強く読みます。

さらに気になったので、ヨーグルトがいつ日本に入ってきたのか
調べたところ、とても興味深い説明を見つけました。

https://www.nipponham.co.jp/okusama/graduate/handmade/index13.html

中でも面白かったのが、「ヨーグルト」の名称を
商標登録したのが石鹸メーカーであったという記述です。
しかも1914年ですから、遥か昔のことですよね。

上記サイトに出ている「安愚楽鍋」という本のことも
今回初めて知りました。昔の人々の生活を垣間見ることができる
絵がたくさんあります。
コメント(0) 

オモシロpub names [英語]

日ごろ出講している大学の図書館では、ありがたいことに
雑誌のバックナンバーを借りることができます。
目下のお気に入りはThe EconomistとThe Spectator。
いずれもイギリスで発行されている総合誌です。
全ての記事に目を通すのはなかなか大変ですので、
あくまでも興味を抱いた文章のみじっくり読むという
感じです。

一方、念入りにチェックするのは芸術欄です。
新刊書籍、アート書評など読んでいると知的好奇心が
満たされます。

The Spectatorの5月18日号ではパブの店名に関する
記事がありました。

それを読むと、イギリスには実に多くのパブ名があることに
気づかされます。ちなみに店名をきちんと看板で
掲げるように命じたのは14世紀の国王・リチャード2世でした。
本文に出てくる単語もパブにちなんだものが目立ちます。
たとえばpublicanは「パブの主人」、beeryは「ビールの」
などです。

なお、パブ名は一度決めたら変えることは出来ないそうです。
よくイギリスを旅行した際、パブに立ち寄ると
"under new management"などの表示を目にしたことがあります。
経営者が変わっても店名は変わらないというのは
こういうことなのですね。

この記事には面白いエピソードも出ていました。
たとえば、店名に文学関連の名前がついているのは案外少なく、
せいぜいサウサンプトンのThe Hobbitや、イギリス北部Tebay村の
The Barnaby Rudge(ディケンズの小説「バーナビー・ラッジ」より)
ぐらいだとか。珍しいものでは、北部ニューカッスル近郊にある
Dr. Syntaxというパブ。シンタックスは「統語論」という意味です。

他にもいろいろありました。かっこ内は場所名です。リンクは
私の方で調べたものです:

最古のパブ:Bingley Arms (Bardsey)西暦900年代から

最高地点:Tan Hill Inn (Yorkshire Dales) 標高1732フィート

最低地点:Admiral Wells (Peterborough) 海抜マイナス9フィート

最遠隔:The Old Forge (Knoydart) フェリーで7マイル
http://www.theoldforge.co.uk/?utm_source=tripadvisor&utm_medium=referral

最大規模:Royal Victoria Pavillion (Ramsgate) 座席数だけで800!

最小規模:The Little Prince (Margate) 座席数6
https://www.bbc.com/news/uk-england-36986911

最長名:The Old Thirteenth Cheshire Astley Volunteer Rifleman
Corps Inn (Stalybridge)
https://www.stalybridgecorrespondent.co.uk/2017/10/25/new-home-to-show-off-rescued-record-breaking-longest-pub-sign/

いやはや、他にもオモシロ話題が満載の記事でした!!
https://www.spectator.co.uk/2019/05/how-do-britains-pubs-get-their-names/
コメント(0) 

VOID [英語]

自宅のポストに入る投げ込みチラシ。
実は眺めるのが好きで、せっせと見ています。
特にお気に入りは不動産広告。
我が家は新しい家を買う意志は今のところありませんが、
マンションや一軒家の広告というのは見ていると
夢がありますよね。楽しく眺めています。

先日、ポストに入っていたのは、近所に出来た
一戸建ての広告です。

こうしたチラシで、ついつい職業柄おこなってしまうのが
「英語のチェック」です。洗練されたイメージを
醸し出させるためなのでしょう。このような広告には
よく英単語が並んでいます。

今回真っ先に目に入ってきたのは、

VOID LIVING

という2単語でした。

「え?無効な生き方?」

などとついツッコミを入れてしまうのは、職業柄
致し方ないのでしょう。とはいえ、一体この表現は何かしらと
よーく見ると、その下に「吹抜け」という日本語がありました。

まさか、吹抜けが英語でvoidなのだとか?

気になったので調べてみました。すぐ見つかりましたね。

http://www.i-jisho.com/kentiku/ha/ho0010.html

確かに吹抜けのことを「ボイド」と言うのだそうです。
知りませんでした!ただ上記サイトをよく読むと、
「英語圏では建築用語としては使用しません」とあります。
なるほど、これも一種の和製英語なのでしょう。

では英語で「吹抜け」は?
アルクの英辞郎にはblow-byがあります。
「吹抜けの階段がある」はhave a stairwellとも出ています。
でもGoogleの画像検索で逆検索しても今一つ
吹抜けらしきものは英語圏のサイトに出てきません。

ますます気になるのでさらに検索。
英辞郎の「吹抜け」にはdouble-heightもありましたので、
こちらをグーグル画像で調べたところ、ようやく出てきました!

http://www.home-designing.com/high-ceiling-double-height-living-rooms-pictures-ideas

ふー。ゴールまで紆余曲折しましたが、こうして
ようやく「わかった!見つかった!」という思いを抱けると、
まるで宝探しをコンプリートしたような充実感です。

というわけで、投げ込みチラシに感謝~!
コメント(0) 

サマーコースを担当いたします [英語]

通訳スクールISSにてサマーコースを担当いたします。
8月7日水曜日全日です。
「おもてなし通訳ガイドに挑戦!」というクラス名です。

https://www.issnet.co.jp/courses/e_i_short.html#feature1

スクールブログにも6月19日付で掲載されています。
ご興味がありましたらご一読いただければ幸いです。

皆様のご参加をお待ち申し上げております。
コメント(0)