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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第345回がアップされました。
タイトルは『どうせ現実逃避をするなら』、書籍紹介では
"An Illustrated History of Japan"(Shigeo NIshimura,
Tuttle Publishing, 2005)を取り上げております。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/345.html

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第174回はThat's another cup of teaというフレーズです。

http://www.hicareer.jp/english/housou/174.html

どうぞよろしくお願いいたします。
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気持ちを感じとること [仕事]

紙新聞を読んでいて幸せに感じる瞬間があります。
それは、思いがけないタイミングで珠玉の言葉に出会えることです。
先日もそうでした。私が感動したのは以下のことばです。

「お客様が口にした『言葉』に答えただけでは、
コンシェルジュの仕事にはなりません。
何を求めていらっしゃるのか、気持ちを感じとり、
読み解いて、それに応えてこそ、本当のコミュニケーション。
それがあって初めてもっとも適した解決法も提供できます。
それには、相手に喜んでもらいたい、そのために相手の
真の望みを知りたい、と本気で興味、関心を持つことです。」

こう語るのは日本のコンシェルジュの草分け、阿部佳さんです。

これは通訳業にも当てはまります。
話し手が何を伝えようとしているのかを思いながら通訳しなければ、
単なる機械的な訳に終わってしまうからです。

通訳の現場では、臨機応変さも求められます。
「一字一句訳すよりも、簡潔にまとめて訳してほしい」
という要望を受けることもあります。
「通訳学校では全訳するよう指導された」と言って
お客様のリクエストにこたえられないようでは、
プロとしてやっていくことはできないのです。

相手が何を考えているか。
どのようなことを求めているのか。

「気持ちを感じとる」ことの大切さを、この文章から私は
改めて考えさせられたのでした。

(「言葉の裏にある気持ちを読み解く」阿部佳、
日本経済新聞2018年3月11日朝刊)
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