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きっかけはエルガー [日々の暮らし]

先日読んだ日経新聞の記事に、最近は小学校の卒業式でも
児童が羽織袴を着用するようになったとありました。
和服ブームが歓迎される一方、レンタル代を払えない家庭にとっては
厳しいということが書かれていました。私は大学の卒業式含め
羽織袴は生まれてから一度も着たことがありませんので、
卒業式シーズンというのは、羽織袴をめでることができる
貴重なチャンスです。

ところで日本の卒業式と言えば、式典でよく使われる曲があります。
イギリスの作曲家エルガーの「威風堂々第1番」です。
一度は耳にしたことがどなたでもおそらくあると思います。
それぐらいポピュラーなメロディです。クラシック・ファンであれば、
イギリスの夏の風物詩「プロムス音楽祭」の最終日に
演奏され、観客が歌詞を皆で歌うのをご覧になったことでしょう。

「威風堂々」は英語でPomp and Circumstance。
時の国王エドワード7世がそのメロディを気に入り、
エルガーに「歌詞を付けてほしい」と依頼しました。
その結果、出来上がったのが「戴冠式頌歌(たいかんしきしょうか)」で、
中でも有名なのが"Land of Hope and Glory(希望と栄光の国)"です。
エドワード7世が国王として戴冠式に臨むことを記念したものです。

調べてみると、この「戴冠式頌歌」はイギリス人にとって
「第二の国歌」に相当するそうです。確かにプロムスの
テレビ中継を見ていると、観客の誰もが口ずさんでいるのが
わかります。王室を敬い、国を愛する人々の気持ちが伝わってきます。

日本でこのメロディはアニメのエンディング曲に使われたことも
ありますし、卒業式で奏でられることでも知られています。
ただ、せっかくですので、この曲の歴史的背景や当時のイギリスの様子、
「戴冠式頌歌」に綴られている歌詞の内容まで学んでみると
色々なことが見えてくると私は思います。

エルガーをきっかけに、色々なことに手を広げてみると
世界が開けるのではないでしょうか。
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