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縦書き、なくなる? [日々の暮らし]

私は手書きで文章を書くのは好きなのですが、
唯一苦手とするのが「縦書き」です。
結婚式に招かれた際、受付で記帳しますが、
縦に書くというだけで緊張したものでした。
今でもご祝儀袋に書くのは苦手ですね。
手書きのお礼状も目上の方にお出しするのであれば
縦書きにしたいところですが、ついつい横書きの
便箋を選んでしまいます。

ところで日本語は縦書き横書きどちらも用いていますが、
これだけ横書き文化になった今、果たして
縦書きは生き延びられるのでしょうか?ふと
そのようなことを最近感じます。と言いますのも、
専門文献や学術書などを読んでみると、
横書きの製本が増えているように思えるからです。

かつて日本では横書きを右から左に読んでいた
時代がありました。今では左から右ですよね。
そう考えると、縦書きそのものが廃れていくことも
考えられなくもありません。

ことばの仕事に携わる私にとって、これは
興味深いテーマとなりそうです。
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明るくなった? [日々の暮らし]

我が家はマンションですので雨戸がありません。
遮光カーテンを使っていますが、それでも
就寝時にはカーテンの隙間から光が差し込みます。

ここ1年ほど、どうもその光が明るいような気が
しています。反対側のマンションの共同廊下の蛍光灯が
明るくなったのかしらと確認したのですが、
昔のままです。何だろうと考えてみたところ、
階下の道路の街灯がLEDに代わっていたことに
気付きました。

防犯的観点からすれば、道路が明るいのは安心です。
イギリスに暮らしていた時など、街灯がうすぼんやりした
橙色でしたので、夜の帰宅時は不安でした。
駅から歩いて帰れなくもない距離だったものの、
タクシーにあえて乗ったこともあります。

街の明るさについて気になったので調べたところ、
「LEDが眩しすぎる」という意見がネット上に結構ありました。
「月明かりの下を歩きたい」という方や、
「暗闇がなくなるのが嫌だ」というコメントもありましたね。

ちなみに発達障害で色に敏感な方にとって、
LEDの光は非常に辛いのだそうです。目に刺してくるような
感じがするのだと聞いたことがあります。

イギリスにはCPRE(Council for the Protection of
Rural England)という機関があり、そちらのホームページには
light pollutionのマップがあります。

http://nightblight.cpre.org.uk/maps/

一方、鳥取県は最近「星取県」を自称し、
星の見えやすさをPRしています。星がよく見える
というのは光害がないということですよね。
確かに夏休みに鳥取へ帰省した際、
久しぶりに暗闇を味わうことができました。

興味のある方はこちらをどうぞ:

http://www.pref.tottori.lg.jp/266985.htm
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コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第326回がアップされました。
今回のタイトルは『なかったことに?』です。
書籍紹介では、「ところで、きょう指揮したのは?
秋山和慶回想録」(秋山和慶・冨沢佐一著、
アルテスパブリッシング、2015年)を取り上げております。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第164回はput under the microscopeというフレーズを
取り上げました。

http://www.hicareer.jp/english/housou/164.html

お時間がありましたら、ご一読いただければ幸いです。
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エネルギーの温存 [日々の暮らし]

日ごろ早朝シフトで働いているため、通勤時の
電車はとても空いています。確実に座れますし、
車内も静か。乗客の顔ぶれもほぼ同じです。

先日のこと。久しぶりに夕方のシフトに入ったのですが、
いやはや、帰路の車内混雑に驚きました。
大学卒業後、就職した当初はこうした電車ばかりに
乗っていたものの、しばらくご無沙汰してしまうと
体が追い付きません。「うわ!そもそも乗れるかしら?」
とホームで並んでいた時から不安になりましたし、
車内に入ってもどこに立てば一番安定しているか
わからずじまいでした。

そう考えると、早朝シフトに入れていただけるというのは
私のような混雑が大の苦手な者にとって、
本当にありがたいと思います。先日のような
帰宅時ラッシュの電車に乗っただけで、自宅に着いたときは
疲労困憊だったのです。仕事の疲れよりも、
人混みで大いに消耗したのでした。

混雑や行列は昔から不得手だったのですが、ここ数年、
私の場合、特に顕著になっています。どれほど
おいしいと評判のお店でも行列がある時点でアウト。
子どもたちが小さいころ、アミューズメントパークへ
出かけたものの、丸一日いたのに結局乗れたのはアトラクション
わずか3つでした。行列や人混みを避けることが
私にとって最大のエネルギー温存ということになります。

ところで先日、須藤元気さんのインタビューを読んだ際、
興味深い一節を目にしました。

「人にどう見られているか考えるのって、
すごくエネルギーを使うんですよね。
その部分をなくしてしまえば自分のやるべきことが
見えてくるし、他人の意見も受け入れられるようになる。」

本当にその通りだと私も思います。人は人、自分は自分。
その根っこがしっかりしていれば、さらに
心のバランスも保ててエネルギー温存につながると思うのです。

(「COMMONS PAGE」Vol.11、三井不動産株式会社発行)
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「SATELLITE」 [日々の暮らし]

先日面白い写真集を見ました。佐藤健寿著「SATELLITE」
(朝日新聞出版、2015年)です。これは人工衛星が
とらえた街や地形が収められた写真集で、世界各地の
興味深い風景が楽しめます。

特に惹かれたのは、「真上」から街や風景を
とらえていたことでした。斜め上から撮影した写真というのは
おなじみですが、真上から撮ると、高層ビルも高さが
わからなくなるのですよね。公園、川、海、建物などは
識別できますが、高低は不明となるのが特徴です。

たとえばイギリスのチェルテナムにある政府通信本部。
真上から見るとその建物はまるでドーナツです。
かつてドイツの暗号「エニグマ」を解読した
ブレッチリー・パークを前身とした政府機関は、
今でもテロ情報などの監視を続けています。

一方、チリにあるアタカマ塩原は、上から見ると
エメラルドが散りばめられたような色彩となっています。
オランダの畑をとらえた一枚は季節が春。
チューリップが満開です。

考えてみたら、「真上から撮影する」というのは
最近のinstagramでもおなじみですよね。
食べ物だけでなく、街や地形などダイナミックな規模で
同じようにとらえるのも興味深いと思った一冊でした。
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為末大選手のことば [日々の暮らし]

陸上で数々の功績を打ち立てた為末大選手。
日経新聞のスポーツ欄には定期的に為末選手のエッセイが
掲載されています。今日は、その中から印象的だった
ことばをご紹介しましょう。

10月3日火曜日の朝刊に出ていたのは「若く才能ある選手へ」
というタイトルです。周囲からの期待を背負った
若手選手たちへの応援メッセージが綴られています。
中でも次の文章が印象的でした。

「もし一定期間伸び悩んだら、自分への期待を
一度下げ、置かれている現状から再スタートすべきだ。」

「現実からスタートし直すことは最終的にいい結果を生む。
過去をなかったことにするだけで、現在に集中できるからだ。」

私も通訳者をめざしていたころ、なかなか実力がつかず、
困ったことがありました。何をどうやっても結果に
至らなかったのです。そういう時は焦ったり
投げ出したくなったりするもので、私も途方に暮れたことが
ありました。

けれども、そうした時こそ自分への期待を思い切って
下げた方が良いのでしょうね。高みを望みすぎるからこそ
苦しいのです。それならいっそ現状を受け入れた方が楽になりますし、
次の一歩を踏み出しやすくなります。

スポーツにせよ英語の勉強にせよ、考え方には共通点が
あります。スポーツ界の方々のことばは、とても励みになります。
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 [日々の暮らし]

家にどのような色を持ち込むか、ここ数年、試行錯誤の状態が
続いています。なるべくスッキリ暮らしたいので、
あまり色が増えてしまうと、視覚的に騒々しく
感じてしまうためです。台所家電は白やシルバーが
殆どとなりつつあります。

ちなみに台布巾やスポンジは、あっという間に
汚れが移ってしまいます。どうしようかと
考えていたところ、目立たない黒にすれば
良いのではと思い立ちました。

今はインターネットで何でも調べられる時代。
早速検索したところ、ありました。
黒のスポンジに黒の台布巾です。
取り寄せてみたところ、これまたオシャレな一品です。

もちろん、目立たないからと言っても消耗品ですので、
定期的に取り換えねばなりません。それでも
「何だかシミが付いてきたなあ」「汚れが
目立ってきたかも」とモヤモヤした気持ちで
使い続けることがなくなりましたので、
私としては大いに満足しています。

よって、我が家の棚には黒のスポンジと台布巾が
予備で常備されています。

ここでblackを使った英語表現を少々:

swear black is white (目的のためには)手段を選ばない
black bun アイルランドで新年に食べるフルーツパイ
black sheep やっかい者

他にもたくさんあります。ご興味がある方はぜひ辞書でどうぞ!


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ビートたけしさんの言葉 [日々の暮らし]

イギリスで留学していた時、寮の近くに独立系の
映画館がありました。名作やドキュメンタリーを取り上げており、
人気でしたね。当時は小津安二郎監督や黒沢明監督が
改めて注目されており、私もその時初めて「東京物語」と
「生きる」を鑑賞したのでした。

日本学を専攻していた寮の友達に「好きな監督は?」と
尋ねるとTakeshi Kitanoとの答えが返ってきました。
そう、ビートたけしさんです。

私にとってはお笑いのイメージが強かったのですが、
友人にとっては映画監督という認識でしたね。
たけしさんの作品を観て日本への興味が募り、日本学を
大学で学ぼうと思ったと教えてくれました。

さて、そのビートたけしさんに関する記事が日経新聞に
先日出ていました。小説を発行したという話題です。
意識したのは又吉直樹さん。又吉さんが直木賞を
取ったのだから、自分にも小説の才能があることを
示したいと奮起したそうです。

私がその記事で注目したのは、小説のことよりも
むしろデジタルに対するたけしさんの考えでした。
次のように述べています:

「デジタルは嫌い。俺も仕方なく持っているが、
スマートフォンは世界中の人に手錠をかけるようなものだと
思っている」

実は私がいまだにデジタル機器にもろ手を上げて
賛成できないのは、たけしさん同様の考えがあるから
なのですね。もちろん長所は理解しています。けれども
常にどこかと、誰かとつながり続けているのは
息苦しく思えてしまうのです。

便利さと不便さへの感覚は人それぞれです。
だからこそ、「皆がそうしているから」という思いではなく、
「自分はどうしたいか、どういうスタンスを取りたいか」
をじっくり考えることが、生きる上で必要だと
感じています。

(「文化往来 ビートたけし新刊、きっかけは又吉の活躍」
日本経済新聞 2017年10月2日月曜日朝刊)
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棚・平面・隙間・カバー

「どうも最近今一つ調子が出ないなあ」というとき、
私は片づけを始めます。具体的には「不用品を捨てる」
という行為です。新陳代謝が悪くなると体調不良に
なりますが、モノもそうだと思うのですね。
日時を決めて行うのではなく、思いつきで始めることが
殆どです。ただ、完璧を求めるとくたびれてしまいますので、
あくまでも自分なりの基準で行うのが良いと考えています。

私の中の基準では「1年間使わなかったもの」は
処分の対象です。台所用品も洋服も装飾品もすべて
そうとらえています。どんなに大枚をはたいて入手
したものでも、1年間未使用というのは何らかの理由が
あったため、使わなかったと割り切っています。
幸い我が家の近くにはチャリティーショップがあり、
電話一本で寄贈品を引き取りに来て下さるので、
まだ使えそうなものはそちらに回すようにしています。

先日読んだ片づけ関連の本に興味深い記述がありました。
それによると、人間というのは棚や平らな場所、隙間などが
あると、つい何かを置いたり詰め込んだりしたくなる
のだそうです。引っかける場所も同様で、フックしかり
椅子の背もたれしかりです。また、「紙袋」「お菓子の箱・缶」
「ショップの紙袋」も保存したくなる対象と書かれていました。

さらに「目の届くところにあるものは使うが、
見えないところにあるものは使わない」という記述もありました。
「いつか使う」と思って所蔵していても、要は
out of sight, out of mind なのですよね。

ちなみにもう一つ、私が鬼門に思うのは「カバー」と
「敷物」です。一見オシャレに思えますが、
カバーをかけると見えなくなり、使用頻度が下がる
恐れもあります。もっともスマートフォンカバーのように
商品を保護するうえで助かるものもありますので、一概にすべて却下
というわけではありません。

随分前にお邪魔したお宅では、新品の革張りのソファーにカバーが
かかっており、その上に敷き布・・・の上にさらにタオル
という具合になっていました。「平面版マトリョーシカ」です。
本来の素材の美を味わうためにも、カバーは私にとって鬼門です。
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直角 [英語]

敬愛する指揮者、マリス・ヤンソンスのCDが
大学図書館にあったので借りてきました。
今教えている大学には数年前から出講しているのですが、
CDも館外貸し出しができたのですね。てっきり
DVD同様、館内鑑賞のみと思っていましたので、
私にとっては嬉しい発見でした。

今回借りたのは、ロイヤル・コンセルトヘボウと
ヤンソンスのマーラー「交響曲第1番」です。私は
オスロ・フィルとヤンソンスの同曲CDは持っているのですが、
そちらはずいぶん前の録音。コンセルトヘボウの
演奏も基本は同じ路線ですが、ヤンソンスの円熟味が
表れていると感じました。

ところでもう一つ興味を抱いたのがCDケースです。
普通のケースの四隅は角ばっていますが、
コンセルトヘボウとのシリーズはケースの角が
丸いのですね。直角のケースをわざわざ丸く成型
してありますので、それだけのためにケースを作るのも
手間がかかっているのではと思いました。

この「丸角」を機に、日常生活で意識してみると、
様々な物が実は角を滑らかにしてあることがわかります。
たとえば電子辞書の角も丸いですし、携帯電話も
そうですよね。

そういえば以前、スポーツクラブのスタッフの方と
話していた時、面白いエピソードを聞きました。
館内に貼り出す「お知らせ」についてです。
そのお店ではお知らせをパウチ加工して貼り出すのですが、
必ず四隅の角を切り落としてから貼るのだそうです。
コーナーが直角のままだと手を切ったりしてしまい、
危ないからです。

ところで英語で「恐怖症」はphobiaと言います。
「先端恐怖症」はaichmophobia。語源はギリシャ語の
aichme(先端)だそうです。「直角恐怖症」という単語も
あるのかネットで探したのですが、今一つ見つからず。
直角もある意味では先端のようなものですので、
aichmophobiaが感覚としては近そうです。
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