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5分後の自分がどう思うか [日々の暮らし]

仕事が立て込んだり、スケジュールがきつくなったりすると、
体も疲れてきますよね。本来であれば踏ん張りが
きくはずなのに、いつものエネルギーが出てこない。
そのような時というのは誰にでもあると思います。
私の場合、早朝シフトが続いたり、通訳や授業準備に
予想以上の時間が費やされたりすると、どうしても
睡眠が犠牲になります。自分にとって最適の睡眠時間が
確保できないときは電車内やちょっとした隙間時間に
タイマーをかけて5分でも良いから眠るようにはします。
それでその場しのぎの疲労回復は図れるのですが、
やはりとるべき休養はきちんととらないと、
どこかでひずみが出てしまうのですね。

疲れがたまった時、真っ先に私の頭の中に浮かぶのは
「面倒くさい」ということばです。私が敬愛する
佐藤初女先生は、面倒ということばをなるべく口に
しないようにして日々の生活を大切にしておられました。
数か月前に亡くなられた渡辺和子先生も、面倒だからこそ
取り掛かる大切さを説いておられます。

体調が良好であれば迷いなく実施できることも、
くたびれているとついつい「面倒」という言葉が
浮かんでしまいます。しかも「やらなくて済む言い訳」を
どんどん考える自分がいるのですね。我ながら
よくここまで言い訳を考えるなあとあきれてしまうほどです。

けれども最近は、こう考えることにしました。

「5分後の自分がどう思うか?」

つまり、その作業を実施しなければ、5分後の自分は
やらなかったことへの後ろめたさや後悔、
自己嫌悪などに見舞われると思うのですね。
一方、踏ん張って少しでもわずかでも取り組んだ場合、
5分後の自分は「疲れていたのによく頑張った!」と
思えるはずです。

「よくやった、自分」と心の中で自分を称える事。
これぞ実は一番手っ取り早いself remedyだと思うのです。

ならばほんの少しだけ頑張ってやってみる。

その積み重ねを大切にしたいと思っています。

尊敬する人のお勧め本を [日々の暮らし]

私の指導するクラスでは、毎週1冊「新書」を読み、
それについて簡単なスピーチをすることを
課題として出しています。ポイントは「新書」を
「実物の形」で読み、それを「持参」すること。
スピーチの後はグループ内でそれぞれの本を
グルグルと回覧します。

週1冊というのは一見負担が大きいように思えます。
ただ、最近の新書は昔と比べて活字も大きく、
余白もたっぷりあります。各社からどんどん
新書が発行されている様子を見ると、今の新書は
「書籍」というよりも、「上級版ムック」というのが
私の中でも位置づけです。よって、一字一句
丁寧に読むよりも、相当のスピードで斜め読みしても
構わないというのが私の考えです。

そのようにして読む速度を上げていくと、
その分、たくさんの書籍を読めるようになります。
そうなったらしめたもの。自分が必要とする情報を
迅速に吸収できる「体質」になれると思うのですね。

本の読み方でもう一つ私がお勧めしたいのが、
「自分の尊敬する人のお勧め本」を読むことです。
たとえば自分のお気に入りの作家がどのような本を
勧めているか、あるいはその作家が今までどういった本を
読み現在に至っているか。そうしたことを知ると、
その作家の価値観や人生観により近づけると思うのです。

「人生で読むべき100冊」のようなブックリストは
色々なところで発表されています。身につけるべき教養として
読んでおくと良い本というのは確かにありますよね。
私自身は、自分がファンになった作家や著者の
それまで読んできた本リストにも大いに注目しています。

通訳者魂(?) [仕事]

通訳という仕事を長年続けていると、
良い意味での職業病のような症状を日常生活でも
表わすようになります。たとえば私の場合は「辞書引き」。
知らない単語を見かけると、辞書に手を伸ばすのが
デフォルトとなります。ほかにも語源に興味を持ったり、
類語を頭の中で考えたりという具合です。
電車の中で流れる車内アナウンスを同時通訳したり
ということもあります。

もう一つ、これは特に私がついつい行動に出してしまう
習性があります。それは「質問すること」です。

通訳者としてデビューしたころ、事前に準備をした段階で
色々と疑問が生じました。業務当日、講演者の方との
打ち合わせ時間はあったのですが、「やっぱりこんな
初歩的なことを聞いたら恥ずかしいかも」と遠慮して
しまったのですね。結局勇気が出ず、そのままに
してしまった所、案の定、本番でそれが出てきてしまい、
訳出面で大いに苦労したのでした。

以来、どれだけ些細なことでもわからないことは
尋ねるのが勇気ある行為と自分に言い聞かせて
現在に至っています。

ところで「質問」と言えば、よく海外からのお客様に
こう言われます。「せっかく2時間近く講演したのに、
なぜ質疑応答時間では何も質問がでないのか?
私の話は難しすぎたのだろうか?」というお尋ねです。
セミナーの後に「では質問のある方は挙手でお願いします」と
司会者が投げかけても、シーンとしてしまうことが
少なくないのですね。

おそらく日本人の場合、最初に質問するのは
気が引けるというのが最大の理由であり、
質問が無いわけではないのでしょう。「誰かが質問したら
次にしようかなあ」という感じなのかもしれません。
一番目に手を挙げて尋ねることへの
遠慮や恥ずかしさとも言えます。

ただ、私の場合、これまで通訳者として携わってきた現場で
この光景に何度も遭遇したのですね。

「では質問をどうぞ」
・・・シーン・・・
「どなたかいらっしゃいませんか?」 
・・・シーン・・・

という状況です。舞台上の講演者の方は「質問ウェルカム」モード
でおられるにも関わらず、誰からも手が挙がらない。
となると「今日の私の話がまずかったのだろうか?」となり、
通訳者である私に講演終了後、先のような疑問を
投げかけてくる、というわけなのですね。

そうした現場にこれまで身を置いてきたことが
私の場合、大きいのでしょう。セミナーや見学会など、
一個人として参加した際に質疑応答時間があると、
ついつい真っ先に手を挙げて尋ねてしまいます。
自分では「もう少し待ってから挙手した方が良いのでは?」
という遠慮が内心はあります。でもその一方で、
「ご質問は?」の後の「シーン」の沈黙がコワイのかも
しれません。

・・・あ!「沈黙がコワイ」というのは、質疑応答云々よりも、
「同時通訳現場で訳語が出てこない『沈黙』の恐怖」ゆえ
なのかもしれません。これも一種の「通訳者魂」なのかも・・・。

今、気づきました!

せめて書籍紹介欄でも [英語]

最近は出講先の大学にある図書館から洋雑誌を
借りるようにしています。TIMEやNewsweek、The Economist
などの主要な雑誌はもちろんですが、ほかにも
The AtlanticやThe Spectatorなどもあります。
日本の大手書店でもなかなか入手できないものがあり、
とてもありがたく思います。

毎週欠かさず借りている雑誌のひとつにnatureがあります。
これはイギリスから発行されている権威ある科学雑誌です。
日本でも、この雑誌に掲載されている論文数についての
ニュースでおなじみですよね。近年、日本の科学力が
低下していると言われており、日本人研究者の論文掲載数が
減ったことが大きな危機としてとらえられています。

natureは本格的な科学論文が多く、文系の私にとっては
とても難しい内容です。細かい字で数ページにも渡り
データや文章が書かれており、日本語でそもそもそのトピックを
知らない分、ちんぷんかんぷんです。それでも
「ページをめくること」により、少なくとも今の時代に
どのようなテーマが注目されているのかは何となく
わかります。そうした「何となく触れておくこと」も
大切だと私は感じます。

一方、毎週欠かさず読むのはキャリアページです。
これは科学者向けに論文執筆方法や、時間管理術、
ストレスをためない研究方法など、科学者以外にも役立つ記事に
なっています。過日は燃え尽き症候群を防ぐヒントが
出ており、参考になりましたね。

そしてもう一つ注目しているのが書籍紹介欄です。
こちらは最新の科学系書籍が出ているのですが、
一般向けの本もよく取り上げられています。
せめてこのページを読み、世の中の理系書籍について
知っておきたいと思っています。

ワシントンポストの記事 [仕事]

今朝シフトで担当したCNN Todayのニュースで
北朝鮮問題が取り上げられました。
ゲスト出演したのはSue Mi Terryさんという
CIAの元アナリストです。かつてNSC(米・国家安全保障会議)で
韓国や日本を担当した経験もあるそうです。

今回メインとなった話題はTerryさん自身が
過日参加した北朝鮮との交渉についてでした。
詳しくは以下のワシントンポストの記事に出ています。

https://www.washingtonpost.com/opinions/we-participated-in-talks-with-north-korean-representatives-this-is-what-we-learned/2017/06/22/8c838284-577b-11e7-ba90-f5875b7d1876_story.html?utm_term=.07b173d70afc

日本を含む今後のアジア情勢について知る上で、
この記事は非常に読みごたえがあります。
もしうまくリンクに飛ばないようでしたら、
Google News (US版英語サイト)にアクセスし、
Sue Mi Terry North Korea Washington Postと検索すると
記事そのものが出てくるかと思います。

「海の向こう側の話題」ではなく、私たち一人一人が
考えていく必要があると感じました。

コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第312回がアップされました。
『上機嫌は伝染する』というタイトルです。
また、「広告絵はがき―明治・大正・昭和の流行をみる」
(林宏樹編集、里文出版、2004年)をご紹介しています。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/312.html

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」第157回は
physically taxingというフレーズを取り上げました。

http://www.hicareer.jp/english/housou/157.html

ご一読いただければ幸いです。

おもてなし英語通訳講座のご案内 [英語]

7月と8月の2週連続で「おもてなし」をキーワードにした
英語通訳講座が開催されます。

「おもてなし通訳を体験しよう!」
2017年7月26日・8月2日(水)10:30~13:30
ISSインスティテュート東京校

詳しくは以下をご覧ください(6月20日付ブログです):

http://blog.issnet.co.jp/?eid=1454

みなさまのご参加をお待ちしております!

a ton of fun [英語]

先日AFNを聞いていたところ、DJのおしゃべりの中で
a ton of funというフレーズが出てきました。
「たくさんの」を英語ではa ton ofと言います。

他にも質量を用いた表現があるのではと
探してみると、確かに見つかりました。
an ounce ofです。これは否定文で主に使われ、
「わずかの」という意味です。

ところでメートルは漢字で書くと「米」、
トンは「噸、瓲」と広辞苑にはあります。
一方「明鏡」でセンチメートルを引いたところ、
「糎」と出ていました。

他にもミリメートルは「粍」、
ポンドは「听、英斤」(ただし英通貨のポンドは「磅」)、
キログラムは「瓩」と書かれています。
ちなみにオンスの記号は「℥」なのですねえ。
楽譜の記号のようです。

なお、日本の重量の単位に「貫」と「斤」がありますが、
「パン1斤」の「斤」は「英斤」を単位として
販売していた歴史から来ているそうです。

気になる方はコチラをどうぞ:

http://www.japan-bread.jp/bread_story/units-and-size-of-bread.html

まさにこれぞa ton of funなる言葉遊びでした!

自販機からヨーロッパへ [英語]

先日、自動販売機でミネラルウォーターを買ったときのこと。
ふと見ると、ペプシコーラもありました。
Pepsiの活字を見た途端、またまた「語源調べたい欲求」が・・・!

早速辞書を引いたところ、リーダーズプラス英和辞典に
次のような説明がありました。

「dyspepsia(消化不良)をなおすcolaという
ところから名づけたもの」

初耳でした。そこで次はdyspepsiaを引くと、
語源はギリシャ語のpepto(to digest)と出ています。
反対語はeupepsiaです。冒頭のdysとeuは対語なのですよね。

そういえばトランプ政権になってから、dystopiaという
ことばを耳にするようになりました。これは
「ユートピア(eutopia)」の反対語です。
暗黒郷、地獄郷という意味を有します。

他にないかとさらに調べてみると、
euphoria(幸福感)とdysphoria(不快)、
eugenic(優生学の)とdysgenic(劣生学の)、
eulogy(賛辞)とdyslogy(非難)、
eutrophic(富栄養の)とdystrophic(腐食栄養の)などが
見つかりました!

ちなみにイギリスのEU離脱のニュースがよく出てきます。
が、Europeに対してDysropeはありませんよねえ。

おやおや、また自販機からヨーロッパまで「旅して」しまいました!

carriages [英語]

幼少期に暮らしていたイギリスの学校には
同窓会組織があり、そこから定期的に
会報が送られてきます。かつての学び舎について
知る上で、いつも楽しく読んでいます。

先日届いた会報には、同窓会のお知らせが
入っていました。以下のような表記です。

12:00pm AGM
1:00pm Lunch
4:00pm Carriages

AGMはAnnual General Meetingで「年次総会」です。
イギリスでは24時間表記よりもAMやPMを使うのが
好まれるようで、この招待状もそうなっているのが
わかります。

一方、大いに気になったのがcarriagesということば。
うーん、どうやら「終了」という意味だと思うのですが、
辞書を引いてもそれらしき語義は書かれていません。
英英辞典を調べても、です。

早速グーグルでinvitation letter format carriageと
単語を入れて画像検索で絞り込んでみたところ、
ありました!!招待状でこのことばを使うことは
結構あるようなのですね。

・・・それにしてもなぜ意味がどの辞書にも
書かれていないのでしょう?その方が気になります!