So-net無料ブログ作成
検索選択

アングル [英語]

最近車で移動することがよくあるのですが、
お天気が良い日、唯一困ることがあります。
それは某車種が私の前を走っているときです。

その車というのは、後ろ側の窓が斜めになっており、
ちょうど日光が当たると私にとっては
とてつもなくまぶしいのですね。
キラキラどころか、ギラリ~~~ンという感じで
反射するため、一瞬クラクラしてしまいます。
要は窓の角度が私の視点と合わないのでしょう。

英語で「角度」はangleですが、
辞書で引いてみるとこれまた色々と語義があるのですね。
「角度」以外に口語表現では「よこしまな動機、陰謀」
などという意味もありました。語源はラテン語でangulus
から来ています。

ところで昔、仕事で美術館を訪れたことがあり、
その時に学芸員の方が案内してくださいました。
とある絵を前にした際、「この絵は誰の作品か
おわかりですか?アングルです」と言われ、
一瞬「え?角度に注意して見てみましょうという
ヒントをおっしゃったのかな?」と内心思ったのでした。

でもここは素直に自分が知らない旨、お伝えする方が
良いのですよね。そう、答えはフランスの画家
「アングル」(Jean-Auguste-Dominique Ingres)です。
それまでIngresの画家名は見たことがあったのですが、
ずっと「イングレス」かと思っていました。
あ~、恥ずかしい!でも恥をかきながら学ぶのも
私にとっては仕事のうち。「恥ずかしかった~!
でもこれで新しい知識が入った。ラッキー!」と
前向きに何事も考えるようにしています。

AFNボキャブラリー [英語]

車で移動中はもっぱら米軍放送・AFNを聞いています。
最新のヒット曲あり、ニュースあり、DJのおしゃべりありで
とても楽しんでいます。

以前このブログで、米軍基地内の施設名に日本語が
ついている話を書きましたが、最近また新たな語を
耳にしています。たとえばSakana Outdoor Swimming Pool。
そう、「魚」です。あえて漢字を使っているのですね。
日本では店名や固有名詞に横文字・カタカナを使用する方が
多いのですが、海外から見ると漢字の方が魅力的なのかも
しれません。ちなみに私は日本の駅ビル名や店名などの
カタカナ名称がなかなか覚えられません・・・!

ところで先日のこと。AFNの告知放送でBEQとBOQという略称が
出てきました。エアコンがいつからオンになるかという
お知らせで耳にしたのですが、この3文字はいったい
何なのでしょう?気になったので調べてみました。

BEQ: Bachelor Enlisted Quarters(独身下士官宿舎)
BOQ: Bachelor Officeer Quarters(独身幹部官宿舎)

なるほど~!これで疑問が解けました!

トランプ大統領あれこれ [英語]

先日大学図書館からアメリカのThe Nationという
雑誌を借りてきました。そこには
アメリカのトランプ大統領がどのような言葉を
発しているかが出ていました。

その記事によると、歴代の大統領は必ずと言って
良いほどlibertyやequalityという語を述べて
いたのだそうです。この二つの言葉こそ、
アメリカを象徴するものであり、人々が大切に
してきた価値観なのです。しかし今の大統領の
口からこの語が聞かれることはほとんどない
とその記事は綴っていました。電子版もあります:

https://www.thenation.com/article/the-egalitarians/

以前読んだ別の記事では、現大統領の語彙力が
小学校5~6年生レベルに相当するというものも
ありました。

https://www.washingtonpost.com/news/morning-mix/wp/2016/03/18/trumps-grammar-in-speeches-just-below-6th-grade-level-study-finds/?utm_term=.205b82477b9c

そのようなことを思い出していたところ、
先日の日経新聞にはイギリスのコメディ、「Mr.ビーン」
についてのコラムがあり、こちらもまた
「頭脳は小学生レベル」といったことが書かれていましたね。

ところで最近アメリカで審議されている国家予算は
科学および医療予算が大幅に削減されています。
ここ数か月、科学雑誌のScienceやnatureは
理系予算の削減に警鐘を鳴らしてきたのですが、
いよいよ本格的にカットということが提示されました。

今後の展開が気になります。

海外レポーターの仕事 [仕事]

数年前からタイのテレビとラジオ向けに
海外レポートをしています。
日本からの最新情報やトレンドについて
数分ほど話すというものなのです。
タイの視聴者の方々に日本のことを
もっともっと好きになっていただけたら
との思いで毎回お伝えしています。

レポート方法は実はかなりオーソドックスです。
毎回我が家の固定電話に電話がかかり、
その電話を通じて私はレポートをお伝えしています。
それが現地でどのように放映・放送されているか
わからずにいたのですが、フェイスブックで動画が
アップされていました。↓こんな感じです:

https://www.facebook.com/springnewssuperprimetime/videos/987843628018952/

お時間がありましたら
ご覧いただければ幸いです。

ひたむきに心を込めること [仕事]

先日、久しぶりに朝のウォーキングへ出かけました。
ちょうど今はバラが満開ですので、その日は
「バラ・ウォッチング」をテーマに歩いてみました。

帰り道は行きと異なる道路を選びました。
通勤客がちらほらと増える時間帯です。一方、
朝6時過ぎなのに、すでにとあるマンションでは
せっせと清掃スタッフの方がお掃除を始めていました。
その姿を見て、ふと思い出したことがあったのです。

記憶によみがえったのは、以前私が住むマンションを
担当していた清掃スタッフ・Mさんのことでした。
すでにリタイア世代の方なのですが、
いつもキビキビと掃除をしておられ、
マンションの隅々まで丁寧にピカピカにして下さって
いたのです。雨の日も雪の日も必ず来て下さり、
私たちが気づかないような所もきれいになさっていたのでした。
マンションの住民だけでなく、近所の戸建ての方々とも
挨拶を交わし、朝になると我が家の階下からは
元気の良い挨拶が聞こえてきたものでした。

しかし数年前、マンションの管理会社が変わり、
Mさんもここを離れてしまいました。あそこまで
私たち住民以上にこのマンションを大切にして下さる方は
そうそういないだろうなと、しばらくは我が家全員ショックでしたね。
Mさんがいたころは、きれいにして下さっているMさんを
このマンションの住民も見習い、自分たちの手でマンションを
きれいにしていこうという雰囲気があったように思います。
それだけにMさんがここの業務を終了せざるを得なかったのは
本当に残念でした。

そのようなことをウォーキングをしながら思い出しつつ、
そのマンションを横目に自宅へ帰ろうとしていたときのこと。
「ん?もしかして、あのキビキビしたお掃除の仕方は
かつてうちのマンションを担当して下さったMさんでは?」
と私はひらめいたのです。その背中からは一心不乱と
言って良いぐらい、一生懸命さがにじみ出ていたのです。
良い意味での「気迫」のようなものが漂っています。
かつてうちのマンションをお掃除するときもそのような
お姿でした。

ただ、声を掛けようかどうしようか迷いました。
お仕事中ですし、もし人違いだったら悪いなと思ったのですね。
けれども勇気を出して尋ねてみたところ、
やはりあのMさんでした。

数年ぶりの再会でしたが、本当にうれしかったですねえ。
聞けば、うちのマンションでの契約終了後、
こちらの方を担当されているとのこと、また、隣町の
別の一棟も掛け持ちでなさっているなど伺いました。
当時幼かった我が家の子どもたちも大きくなり、
進学・進級したこともお伝えすると、涙ぐんで
喜んでくださいました。

数年前の契約終了時にささやかながら我が家4人で
寄せ書きのようなメッセージカードを管理会社へお送りしたことが
あるのですが、それを覚えていてくださり、
そのカードを励みに70過ぎても頑張っていますと
Mさんはおっしゃっていました。「いえいえ、私たち一家の方こそ、
Mさんが毎朝元気なあいさつでマンションを
きれいにして下ったおかげで、どれだけ毎日
エネルギーを頂いていたことか。本当に感謝しています」と
お伝えすることができました。

Mさんを思い出すたびに、仕事とはどうあるべきかを
考えさせられます。

ひたむきに心をこめること。

これに尽きると思います。

沖縄返還ドラマ [日々の暮らし]

今年8月にNHK-BSプレミアムでスペシャルドラマが
放送されます:

「返還交渉人 ― いつか、沖縄を取り戻す ―」

以下、NHKからの引用です:

****

千葉一夫は、沖縄返還で外交交渉の最前線にいた、実在の人物。
戦時中、海軍の通信兵だった千葉は、沖縄を圧倒的な武力で攻撃する
米軍の無線を、ただ傍受することしかできなかった。
戦後、外交官となった千葉は、妻の恵子に「いつか、沖縄を取り戻す」と誓う。

返還交渉が始まった1960年代。本土から切り離され、
アメリカの統治下にあった沖縄は、米軍がベトナム戦争へ出撃する拠点となり、
核兵器まで配備されていた。沖縄から、核兵器を撤去させ、
ベトナム戦争の出撃拠点としないよう、アメリカと激しい外交交渉を重ねた千葉。
何度も沖縄に足を運んでは、人々の苦悩に真摯(しんし)に耳を傾けた。
千葉が貫いたもの。それは、日本のこと、沖縄のことは、
自分たちで決められるようにするという、強い信念だった。
その奥底にあった、想像を絶する体験とは。
そして、挫折しかけた千葉を支えた、夫婦の愛と絆の物語とは…。

http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=10268

****

千葉氏は後に駐英大使を務められました。私は
オックスフォード大学日本事務所に勤務していたとき
外務省を退官されたばかりの氏に初めてお目にかかったのですが、
駐英大使のご経験を踏まえてオックスフォード大学に
貴重なご意見を賜ることができました。

1993年に私がロンドン大学に留学した際、偶然、
千葉大使も客員教授としてLSEにいらしており、
講義を拝聴する機会をいただきました。
日本への思い、世界情勢への見方など、私自身、
実に多くのことを大使のお話から考えることができました。
今、私が放送通訳の仕事をしつつ、学生たちに
世界について色々とお話できるのも、
千葉大使のお蔭と深く感謝しています。

千葉大使は惜しくも2004年にお亡くなりになられましたが、
大使の沖縄返還のご活躍にようやく日本が注目していると
思うと、感慨深いものがあります。

放映は今年8月だそうです。

放送通訳で重宝していること [仕事]

ニュースが好きな私にとって放送通訳業というのは、
challengingな難易度ではあるものの、本当に
やりがいを感じます。唯一の予習方法は、とにかく
最新ニュースに触れていること、新聞をよく読むこと、
日本語の時事用語をスラスラと言えるようにすること、
といった具合でしょうか。そして勉強の合間に
各国の歴史や文化、習慣などを知識として取り入れることも
必要です。要は、目の前のものすべてが学びになるのですね。

ところでシフト当日に私が重宝するのは、
GoogleやCNN、BBCなどのニュースサイトです。
APや時事通信などの通信社が配信するニュースも
欠かせません。

そしてもう一つ、大いに参考にしているのが
図解説明です。長文の記事を読む時間がないときほど、
視覚的にわかりやすく説明された図は重宝します。

調べ方としては、グーグルなどの検索サイトで
キーワードを入力し、ワンスペース空けて
「図解」や"graphics"などのキーワードを入れます。

最近はトランプ政権とロシア疑惑のニュースがもっぱら
多いのですが、誰と誰がどういう関係なのか今一つ
複雑でわかりません。そういう場合も「トランプ ロシア 相関図」
と入力するとたくさんヒットします。

なお、参照する際に気を付けるべき点としては
信頼できる情報筋にあたること。それこそ今は
fakenewsが出回っている時代ですので、
大手通信社などのサイトで確認することが大切です。

好きだから好き [日々の暮らし]

先日家族と話をしていたときのこと。
学生時代のアルバイトの話題が出てきました。

私は今でこそ教壇に立って教える仕事をしていますが、
実は学生時代に「教える」という職業に携わったのは、
自宅近くのお子さんの家庭教師だけ。
人前に立って授業をするなど、考えただけで
緊張してしまうほど、「大勢VS自分一人」というのは
苦手なシチュエーションだったのです。

よって、会社員生活を経て通訳業をしつつ
教えることを始めた際には、「あ~、学生時代に
教えていればなあ」と思ったほどでした。

もっとも、セミナーの逐次通訳で数百人を前にしても
緊張しないのですから、不思議なものですよね。
おそらくこれは話者の言葉を訳していることが
自分にとってはある意味での「隠れ蓑」になっているから
なのかもしれません。

学生時代のアルバイトに話を戻しましょう。

私は高校在学中に単発でスーパーの棚卸のバイトを
したのを皮切りに、高校卒業後はハンバーガー店の店員、
大学入学後はお弁当店のレジ兼調理係、
省庁での翻訳業務、スーパーでの商品PRスタッフ、
デパートの店員など、色々な職業を見るチャンスがありました。

中でも無心でできたのが「スーパーの棚卸」と「ネジの分類作業」でした。
「決められた量をいかに素早く完成させるか」という状況を前にすると
なぜか私は大いに燃えるのですね。とある団体でボランティア活動をした際、
資料送付のお手伝いをしたことがあるのですが、その時も
「いかに早くA4書類を三つ折りにして封筒に入れて糊付けするか」
ということを真剣に考えましたね。つまり、そうした
「効率化プロセスを考えること」が自分は好きなのだと思います。

ちなみに今もたとえば食器を洗う際、「拭いた後、引き出しに
入れやすくするためには、どういう順番で予洗いをして
洗剤を付けたスポンジで本格洗いをしてすすぐか」を
かな~り本気で考えます。

・・・ハイ、家族にはどん引きされました。
でも好きなことは好きなのですよねえ。

最大の武器は「真実」 [日々の暮らし]

連日トランプ大統領と「ロシアゲート」のニュースが
続いています。この2週間、あまりにも多くのことが
急展開しており、放送通訳の仕事をする私にとっても
ニュースを追いかけるだけで精一杯です。
過日解任されたFBIのコミー長官も、解任の書簡を
ホワイトハウスから受け取る前にニュース速報で
自分のクビが飛んだことを知ったほどです。
デジタル化時代ならではのスピードということでしょうね。

コミー長官はアメリカ大統領選挙の投票直前に
クリントン氏のメール問題について発言し、
それがクリントン氏の敗北につながったとされています。
ヒラリー氏自身も、もしコミー長官の発言前に
投票が行われていたら自分が勝利していたと
最近になって恨み節を口にしていました。

けれども色々なアメリカでの報道や論説、
特集記事などを読むにつけ、コミー氏というのは
とにかく「真実」を何よりも大切にしているのだという
印象を私は抱くようになりました。それが時には
想像を絶するような展開を招いたとしても、
そしてそれが自分へのバッシングになったとしても、
「正しいこと」が何かを常に考えて行動しているのだと
思えるのです。

アメリカの政治専門紙「ザ・ヒル」は最近、
「トランプ氏が一番恐れているのは、真実を語る人物」との
記事を出しました。その人物とはもちろんコミー氏のことです。

http://thehill.com/homenews/administration/333337-comey-friend-nothing-scarier-to-trump-than-someone-who-tells-the

計算づくめにせず、保身を考えず、とにかく「真実」に
忠実になること。それがコミー長官なのかもしれません。
そして今のアメリカにおいて、様々な反発をおそれずに
真実を語れる数少ない人がコミー氏なのだと思います。
ヒラリー氏のメール問題で大バッシングを受けたコミー氏ですが、
今、そのコミー氏に希望を託す人がアメリカでは増えているそうです。

ちなみにラテン語のVincit Omnia Veritasは
truth conquers all things(心理は万物を制す)という意味です。

校長先生 [日々の暮らし]

最近、自分の高校時代をよく思い出します。
帰国生の多い学校で、一般の高校とは少し(いえ、かなり)
違う雰囲気の場所でしたが、海外で暮らした私にとっては
実に居心地の良い校風でしたね。と言いますのも、
私は中学2年まで海外に暮らしており、
中2の夏休みに帰国。地元公立校に入ったものの、
今一つなじめなかったのです。特に海外では
許されている事柄が日本ではすべて校則違反と
言われることがこたえました。それなりに理由が学校側にあったのは
わかります。けれども、自我の芽生えた10代半ばの者にとって
どうしても理解しがたい部分もあったのですよね。

ですので、高校の3年間というのは本当に充実していました。
校風も自由で、先生の授業も実に自由。
外が晴れていれば「先生~、外で授業しよ~」「いいねえ!」
という具合に、先生も生徒もおおらかでした。

中でも印象的だったのは当時の校長先生です。
公立中学時代は「校長先生=朝礼で長い(失礼!)話をする先生」
というぐらいの印象しかありませんでした。
ふだんの授業でもほとんど接点がなく、教室を巡回
なさったわけでもなく、とにかく距離感がありました。

一方、高校時代の校長先生はすでにお年をめされて
いたものの、ほんわかした雰囲気の先生で、いつも、
本当に「いつも」にこにこなさっていたのです。

生徒というのは校長先生を前にすると普通は緊張するものです。
けれども当時の校長先生は気さくに私たちに話しかけて
くださったのですね。その高校には胸に付ける名札がなかったため、
校長先生は生徒と話すたびに「君は何という名前なの?」
とよく尋ねておられました。

生徒から大いに慕われた校長先生は、卒業式の卒業証書授与の際、
多くの生徒から握手を求められていました。
自由な学校の、これまた自由な卒業式でしたので、
女子生徒の中にはいきなり校長先生にハグした子もいました。
拍手喝采、「イエ~イ!」の大合唱です。

・・・こうして書くにつけ、ホント、自由だったのだなあと
懐かしく思い出します。