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お茶セラピー [日々の暮らし]

先日、大阪出張の際「紙地図」ウォッチングを
楽しんだことを数日前のブログで書きました。
永田町の都道府県会館には全国の県事務所が入っており、
観光用のパンフレットが多数取り揃えられています。
今の時代はインターネットでいくらでも情報を
得られるのですが、こうしてあえて自分で足を運び、
自分なりに必要な情報を取捨選択する「プロセスそのもの」が
私にとっては大いなる喜びとなっています。
ですので、都道府県会館まで出かけるのは
手間や面倒どころか、むしろ「今日はどんな
パンフレットが手に入るかしら?」とワクワク状態に
なるのですね。そのようにして「わざわざ実践した」ことが
私には大いなる満足感(自己達成感!)にもなっています。

各県の事務所は、入口の扉を開けると情報コーナーがあり、
各種パンフレットが並んでいます。
暖房対策のため、重い手動扉はどこも閉まったままですので、
初めての方には一見入りづらいかもしれませんが、
心配ご無用です。扉をヨイショと開けて「すみません、
パンフレットを頂きに来ました」と職員の方に
一言お伝えすれば大丈夫です。特定のパンフレットが
必要であれば、近くのスタッフの方に一声かけると
すぐに出していただけます。

今回私は「東海道新幹線が通るすべての県」から
紙版の広域マップを頂きました。東京を出発して
新大阪までに至る新幹線は複数の県を通過します。
今回、中でも印象的だった県事務所は静岡県でした。

と言いますのも、事務所扉の外からすでにお茶の良い香りが
漂ってきていたのです。それが何ともwelcomingであり、
扉を開けた途端、懐かしいようなホッとするような感覚を
抱きました。お茶も立派な「アロマセラピー」なのですねえ。
それを経験できただけでも「今日、来て良かった!」と
思ったのでした。

発想を変えるということ [日々の暮らし]

先日、日経新聞に興味深い記事を見つけました。
新商品がなぜヒットしているのかを分析したものです。
その日に取り上げられていたのは、明治が出している
新製品の「meiji THE Chocolate」でした。

チョコレートというと赤や茶色のパッケージが主流ですが、
この商品は薄茶色の箱が赤や緑などで縁取り
されています。最近はコンビニやスーパーでも
目立つところに置かれており、私も長らく注目して
いました。けれども食べるチャンスがないまま、
最近まで至っていたのです。

記事が出る前の数週間前、何となく購入して食べたところ、
今までにはないパッケージ(箱の中は3つの小袋が
入っています)であり、かつ、味や触感も従来のチョコとは
異なることに気づかされました。私にとっても
大満足の一品だったのです。

ちなみに通訳者というのはアタマをかなり使います。
座ったままの作業ですが、なぜかお腹が空くのですよね。
そこで甘い物を、ということになるのですが、
単に甘味が強いだけでは血糖値が一気に上昇し、
またしばらくするとすぐに空腹感を覚えてしまいます。
よって私自身は同じチョコでもビター系で
カカオ含量が多いものを選ぶようにしています。

先の日経記事に話を戻しましょう。

その記事によれば、明治の製作チームはこれまで
別商品を何度か世に生み出したものの、ヒットせずに
市場からやむなく撤退させたという経験をしているそうです。
それでもあきらめず、部署を横断させたチームを
作って工夫を重ねて今回の商品に行きついたと
記事にはありました。

私にとって記事の中で一番印象的だったのは、
商品パッケージへの工夫です。従来のような配色の
包装にせず、しかも横型のチョコパッケージという
固定観念をあえて「縦型」にするという発想の大転換を
しています。その際には社内で猛反対にあったとのこと。
それでも市場調査を積み重ねることで、
今回の大ヒットの至ったのだと記事は書いていました。

発想を転換するということ。

これは簡単なようでいて、なかなか難しいと言えます。
なぜならば、

(1)自分の心の中に「それは元々そういうもの」という
固定観念があり、新たな発想がそもそも出にくい

(2)新しいことを取り入れる不安感がある

(3)失敗した際、周りから受ける評価が怖い

ざっとこのように私は見ています。

それでもなお、物事を変えていくためには
発想を転換させるしかないこともあるのですよね。
つまり、「発想を変える」ということは
一言でまとめるなら「勇気」そのものだと私は感じています。

(「ヒットのなぜ 明治ザ・チョコレート」
日本経済新聞2017年1月24日火曜日朝刊)

紙地図ウォッチング [日々の暮らし]

子どもの頃から地図を見るのが好きで、今でも
時間さえあればマップをしげしげと眺めています。
旅行先でもつい紙地図に見入って景色を見ずじまいに
なってしまい、家族から笑われてしまうほどです。
ネット上の地図も重宝しているのですが、
やはり鳥瞰図的に広く見渡せる紙地図が好きですね。

先日大阪へ出張に出かけた際、ぜひとも実践
したかったのが、「通過する県の紙地図を
目で追う」というものでした。そこで、新幹線が通る
すべての県の広域マップをそれぞれの県の
東京事務所で入手しようと考えました。
ちなみに各県の事務所は永田町の都道府県会館にあります。

今回入手したのは、東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・
岐阜県・滋賀県・京都府・大阪府のマップです。
都道府県会館のそれぞれの事務所を回りながら
「紙地図を探しているのですが」とお願いすると、
いずれの県職員の方も快く分けて下さいました。

いよいよ当日。
新幹線が出発するなりまずは東京都の地図を広げます。
速度は思ったよりも早く、あっという間に新横浜、
そしてあれよあれよと言う間に静岡県に入ります。
付近を交差する道路や川などを目印にしながら
地図を眺めていると、あっという間に新大阪に着きました。

いやぁ、楽しかったですねえ。
これまで「東海道新幹線=東京から西に走るもの」という
先入観だったのですが、名古屋駅は南から北へと
向かった状態で停車します。一方、滋賀県に入ると
米原付近は北東から南西に向かって走ります。
今までは「西に走る」ゆえに駅も「東西に向かって位置する」
という感覚だったのですが、そうではないのですよね。

紙地図には観光名所や山の標高なども書かれており、
眺めていて飽きません。将来また新幹線に乗車の折には
ぜひ地図ウォッチングをしたいと思っています。

同じ「忙しい」のなら [日々の暮らし]

何かが重なるときというのは、偶然とはいえ
同時に起きてしまうのですよね。
我が家の場合、子どもたちが幼いころ、
親が超多忙期に限って次々と子どもたちが
体調不良でダウンしたことがありました。
あるいは「今週だけは何としても自宅で缶詰めになって
原稿執筆せねば」というときに、「学級閉鎖」ということも
ありましたねえ。私の場合、フリーランスで働いており、
「仕事場」や「研究室」を外に持たないため、
「自宅イコール職場」です。
集中して仕事をせねばならないときに限って、
思いがけぬハプニングが生じてしまう。
それが人生なのでしょう。

かつての私はそのような境遇に置かれると
「わぁ、どーしよー!」と内心パニックになっていました。
仕事の段取りや予定を大幅に変更せねばならず、
頭の中はフル回転です。通訳も授業も代理が
ききませんので、私自身が健康である以上、
現場へは何としてでも行かねばなりません。
病身の家族をどうするか、病院の付添は誰がするのか、
病に伏せている者の食事をどうすべきかなど
頭の中は「やることリスト」の項目が次々と
出てくるのですね。

これは家族の病気に限ったことではありません。
繁忙期になると、色々なことが出てきますので、
脳内キャパシティーはパンパンになってきます。
食事の支度をしつつも頭の中ではあれこれ段取りを
シミュレーションしては、時間との戦いを繰り広げて
いたのです。

そのような時というのは「話しかけないで~」オーラを
無意識のうちに発していたのだと思います。
けれども子どもというのはあまりそうした
「強力オーラ」を感じ取ることができませんので(!)
全く関係のないおしゃべりをひたすら言ってきます。以前読んだ
明治大学・齋藤孝先生の本にも同様のエピソードが
出ていましたね。息子さんを載せて車を運転していた齋藤先生は、
仕事に関係のないことを話しかけられて辟易してしまったのだそうです。
そこで次からは自分の専門分野に関連あることを
話してもらうようにしたところ、先生自身、頭の中が
整理されて助かったというエピソードでした。

ちなみに最近の私はそうした繁忙状態に陥った際には
「同じ『大変』なのだから」ととらえるようにしています。
つまり、「泣いても笑っても大変」なのですから、
それならいっそ「穏やかに楽しく」した方が良いと
思うようになったのです。頭の中は別のことで
フル回転でも、子どもたちの話には真剣に向き合う、
目の前のことを慎重に集中して取り組む、
という具合です。

慌ただしい態度で接するほど、お互いフラストレーションが
たまりますし、急いでおこなうときほどミスも
出やすくなります。

「どーせ忙しいんだもの!だからこそ
穏やかに楽しくのんびり行こう!」

そのように最近は考えています。

・・・あとは実践あるのみです・・・。

遠くを見てみる [日々の暮らし]

昨日のブログで「目をつむる」ということを書きました。
今日はもう一つ、「遠くを見る」についてです。

私は子供のころこそ視力はよかったのですが、
高校から大学にかけてあっという間に目が悪くなり、
今では裸眼で0.2あるかないかです。
メガネやコンタクトレンズなどあれこれトライして、
現在はオルソケラトロジーのお世話になっています。

これは就寝中にハードレンズを入れて起床時に取り外す
というもので、寝ている間に角膜の矯正が行われるのだそうです。
レンズをしたまま寝るので初めて装着した時は
違和感があったのですが、翌朝、レンズを取り外したところ
くっきりと遠くまで見ることができて、大いに感動したのを覚えています。
以来、ずっとオルソのお世話になっている次第です。

とは言え、日常生活では目を何かと使いますので、
自分なりのケアも必要です。目を閉じるのもそうですが、
最近は「遠くを見ること」も意識しています。

たとえば歩いているとき、「今、自分が見渡せる最大距離」を
考えながら目を凝らしてみるのですね。
遠くのビルでもよいですし、青空を眺めるもよし。
その日の気分に応じていろいろとテーマを決めています。

早朝勤務の後、空を見上げると、羽田に着陸すべく
旋回している飛行機を結構見かけます。
あるいは、超高層マンションの階はいったい何階まであるのかしらと
考えることもあります。携帯電話用のアンテナが結構
設置されていることに気づいたり、都内なのに高い木々が
たくさんあることに改めて気づかされたりすることもあります。

最近はスマートフォンを操作しながら歩いている人も
多く見かけますが、画面以外の自然の光景にも
たくさんの気づきがあるのですよね。

それを楽しみたいと思っています。

目つむりの効用 [日々の暮らし]

今の時代、パソコンにスマートフォンなど
ややもすると目を酷使してしまう環境に
私たちは置かれています。眼精疲労だけでなく
肩こりや腰痛なども出てしまいますので、
ここ数年でマッサージ店や鍼灸治療院が
増えているのも納得できます。

私はこの期に及んでまだ(!)スマートフォンを
持たずに何とか暮らしています。
そろそろ必要かなあと考えつつも、
なければないで済んでいるのです。
ですので、電車内で読むものと言えば
紙新聞か書籍のみです。自宅にいる間も
なるべくPC作業は疲労感を抱かない程度に
抑えるべく工夫していますので、
あとはこれをどう維持していくかだと感じています。

とは言え、今の時期、冬で乾燥していることもあり、
いつも以上に目は疲れます。ではそのようなとき
どうするか。私の場合、目薬をさしたり、
目頭を押さえたりしています。

もうひとつ、最近気に入っているのは、
「とにかく目をつむる」ということです。
たとえ眠くなくてもとりあえず目を閉じてみるのです。
視界に入る情報をシャットアウトするだけでも
疲労軽減につながるように感じます。

ちなみに一日の終わりにストレッチをする際にも
あえて目をつぶっておこなうと、今、伸ばしている筋肉を
意識することができます。

単に目を休めるだけでなく、集中すべきことを
感じ取れるのですね。よって私にとって「目をつむる」
ということは、色々な意味で役立っているようです。

今に集中、これだけ [仕事]

仕事があわただしくなると、頭の中はフル回転に
なります。「あれもしなきゃ、あ、でもその前に
こっちもやらないと」という具合に、脳内は常時
「~ねばならないモード」に陥ってしまうのですね。
時間管理や手帳術、効率という内容の書籍が
人びとに支持されるのも、世の中が忙しくなった
からでしょう。

かく言う私もマルチタスクで何とか切り抜けよう
というタイプでした。「でした」と過去形にしたのは、
今、あえてマルチタスクを止めるように心掛けて
いるからです。

確かに複数のことを同時進行でおこなえば
かなりの作業は完了できます。締め切りがあったり、
とにかく早く着手せねばという状況だったりすれば、
マルチタスクが求められるのも当然なのでしょう。

けれども私の場合、複数同時進行でおこなうことで
ミスやうっかり忘れの発症率も増えてしまったのです。
作業のミスだけではありません。うっかり肘を
家具にぶつけてしまう、封筒の宛名を書き間違えてしまう、
などの小さなミスが出てきてしまうのです。
マルチタスクであれこれ取り組んでいると同時に、
頭の中の集中度も分散化されますので、
それゆえにミスが生じるのです。

ミスが生じるとどうなるか?
私の場合、「ネガティブな感情が台頭する」ことが
挙げられます。「あ~、この忙しいときに限って
肘ぶつけてイタイ・・・」「宛名間違えちゃった。
修正テープで消さなきゃ」という具合に、
そこで作業や思考が途絶えてしまうのです。

このような理由から、最近はマルチタスクをやめて
今、目の前のこと「だけ」にひたすら集中するように
しています。この文章を入力する際も同じです。
以前は「速くキーボードで入力する」が至上命題でした。
けれども今は、一文字一文字を間違えず、誤変換せずに
入力するように心掛けています。

結局のところ、人間は「今」においてしか生きることが
できません。つまり「今に集中する」。これだけなのです。

コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第292回は
『「恵まれている」とあえて思う』というタイトルで
執筆いたしました。
書籍紹介は「[超訳]エマソンの『自己信頼』」です。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第147回ではtakeawaysというフレーズを取り上げています。

http://www.hicareer.jp/english/housou/

どうぞよろしくお願いいたします!

勇敢な人 [日々の暮らし]

仕事に向かう道すがら、私は米軍放送AFNを
よく聞いています。ニュースは毎時0分から2分間だけ。
それ以外は主にポップスやロックの音楽が
かかります。昔読んだヒルティの哲学書に
「朝から新聞を読むと気がめいるので、なるべく
読まない」という記述がありましたが、
耳から入る情報も同様だと私は感じています。
よって、最近は長いニュースはあえて聞かず、
最小限の時事問題だけを仕入れ、あとはできるだけ
元気になるような状態に身を置きたいと考えています。
そういう意味でAFNは私にとって格好のメディアです。

先日、DJが非常に興味深い話題を紹介していました。
バージニア州に住む47歳の女性についてです。
その女性は脳腫瘍を患っている中、なんと7日間で
7つのマラソンに参加するのだそうです。
しかも7大陸に大会は至り、南極、チリ、アメリカ、
スペイン、モロッコ、UAEとオーストラリアで行われるそうです。
女性の名前はベス・アン・テルフォードさん、
ワシントンDC在住の公務員です。

脳腫瘍ですでに何度も手術を受け、今も治療中という
テルフォードさんは子どもを持つことをあきらめました。
その代わりに今は同じ病気を患う小児がん患者のために
マラソンを通じて寄付金を集めているそうです。

がんの手術をするたびに「話す、歩く、走る」という
リハビリを根気強くしてきたテルフォードさんですが、
一番つらかったのは「両親に自分の病を告知したこと」
だったと述べています。

自分の置かれた状況に勇敢に立ち向かう方が
世界のどこかにいる。

与えられた境遇を受け入れ、不満を言わずに
真正面から取り組む。

その大切さを私は感じます。

("DC woman with brain cancer to run 7 marathons on
7 continents in 7 days"
http://wtop.com/health/2017/01/woman-with-brain-cancer-to-run-7-marathons-on-7-continents-in-7-days/)

つながらない権利 [仕事]

少し前のニュースですが、フランスから興味深い話題が
ありました。メールと仕事に関する内容です。

フランス政府は2017年新年早々より、企業の従業員に
対して「つながらない権利」を法制化したのだそうです。
今の時代はいつでもどこでもメールにアクセスできますので、
物理的に会社の事務所内にいなくても仕事が可能です。
フランスでもそうした技術の進歩を受け、
在宅や外出先でメール処理をする人が格段に増えています。

しかし当局によれば、こうしたデジタルデバイスが
普及したがゆえに燃え尽きてしまったり、人間関係に
支障が出てしまったり、いつメールを終えてよいか
迷ってしまったりという現象が出ているのだそうです。

こうした「常時つながっている状態」を
英語ニュースではalways-on work cultureと表現しています。
これは別の見方をすれば「無報酬の残業」が
大幅に増加したことをも意味します。

とある調査によれば、フランスでは時間外に
デジタル機器を使った人が労働人口の3分の1以上に
なったそうです。今回導入された権利を歓迎する人は
6割ほどに上りました。

果たして日本はどうなっていくでしょうか?
記事によれば、こうした法制化が支持される一方で、
異なるタイムゾーンの相手とやりとりが必要な従業員もおり、
子育てと仕事を両立している人もいるなど、
別の見方も示しています。

今後もこのニュースに注目したいと思っています。

("French workers win legal right to avoid
checking work email out-of-hours"
2016年12月31日The Guardian電子版より)