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本の背表紙 [日々の暮らし]

先日、大学図書館の洋書コーナーで本を探して
いたとき、あることに気づきました。
それは「背表紙の書名の向き」です。

私が指導をしている大学図書館にはフランス語やドイツ語の
文献も多いのですが、いずれも背表紙のタイトルは
下から上に向かって横書きになっているのです。
つまり、書名は首を左に傾けて下から読むことになります。

一方、英語文献の場合、タイトルは背表紙の上から下に書かれており、
首を右に傾けると読める形になっています。

うーん、これはどういう由来でこのようになったのでしょう?
気になりますが、いずれにせよ、右に首をかしげながら
タイトルを読んでいて、急に読めない本が書棚にあった場合は
英語以外の本という目安が私の中ではできています。

なぜタイトルの書き方が異なるかインターネットで検索してみたのですが、
今一つわかりません。ただ、個人のブログなどを読んでみると
「ドイツ・フランス式のように下から上へ読む方が良い」という意見も
ありました。その理由として、通常、書棚に並ぶ本は
アルファベット順に左から右へと並びます。ですので、
下から上へとタイトルを見つつ、左の方から右へ歩いていけるので
良いのだそうです。

なるほど~。いずれにせよ、日本語は縦・横書き両方あるので
恵まれていますよね。

気がつけば秋の装飾 [日々の暮らし]

まだまだ暑いと思いきや、今度は台風で
今年の夏も盛りだくさんでしたね。
先日、スーパーへ買い物へ出かけたところ、
早くも店内の飾りが秋になっていました。
テーマは「紅葉」。そう、秋ももうすぐなのですよね。

どの国に暮らしているかで、季節というのは
大きく異なります。イギリスに住んでいたころの私にとって
「秋の訪れ」はウィンブルドンのテニス大会終了後でした。
イギリスの場合、6月が一番日照時間も長く、夏らしい
雰囲気があります。もちろん、7月・8月も良いお天気が
続くのですが、全英オープンが終わると
何だかそれだけですべてのお楽しみが終わったように
思えてしまったのですね。それで、「あ~、またあの
暗い暗~い冬が間もなくやってくるのか・・・」と
子ども心に思ったものでした。

留学中はあまりの勉強のハードさに
予定外の里帰りを年末年始にしました。
留学資金をためた上での渡英でしたので、
貯金を切り崩しながらの生活の中、
日本に数日間戻るというのは想定外だったのですが、
とにかく太陽が見たくて帰国したのでした。
おかげでエネルギーをチャージして再び
ロンドンに戻り、後半の大学院生活を送ることが
できました。

地元スーパーで秋の飾り付けを見たことを機に、
子ども時代や大学院時代を思い出しています。
こうして懐かしい記憶を引き出せるひとときを
幸せに感じます。

一日当たりのPC使用量 [日々の暮らし]

目下パソコン使用時間をできるだけ減らすべく
工夫をしています。まずは使用量そのものを少なく
するため、このたび「一日当たりの使用時間」に
自分なりの上限を設けました。目標は
一日当たり90分です。

なぜ90分にしたのかと言いますと、日頃
大学の授業の1コマが90分なので、
慣れ親しんでいる時間幅というのが最大の理由です。
90分のレクチャーというのは、聞く側にしてみれば
かなりの時間ですが、インターネットやメールなどを
していると、1時間30分などあっという間です。
ですので、ダラダラとPCの前で作業をしないように
するためにあえてこの90分というのを目標にしたのでした。

具体的には朝30分、昼30分、夕方30分で
メールや調べ物は済ませるということを
めざしています。幸い私はスマートフォンやiPadは
持っていないため、何とか今のところ90分を
上限にできています。おかげでたまりにたまった新聞や書籍
などを読み倒すことができ、とてもうれしく思っています。

90分が達成できたら、さらに時間を減らしたいと
思っています。

今回これを目指したきっかけは、イギリスのニュースです。
digital detox tourが花盛りという話題だったのですが、
本来私たちの生活を豊かにしてくれるはずの
コンピュータやインターネットが、私たちを苦しめている
という矛盾を私自身、感じていたのです。

できるだけ使用時間を少なくして、別の形で自分が幸せに
思えるような日常生活を送りたいと思います。

Google News [仕事]

仕事柄、毎日ニュースは確認するようにしています。
自宅では日本経済新聞を配達してもらっていますし、
The Japan Newsは駅やコンビニで買うようにしています。
英字新聞に関してはずいぶん前に宅配でお願い
していたのですが、どんどんたまってしまったため、
こちらは「外出したときのみ」と決めています。
あまりガチガチにルールを決めてしまうと、
守れなかったときの精神的ダメージが大きいからです。

もう一つ、欠かさずチェックするのはインターネットの
ニュース。具体的にはGoogleです。私の場合、
Yahoo メールを使っていることもあるため、
Yahooにアクセスすることも多いのですが、Yahooの
トップページだけでは数本しかニュースを見ることはできません。
ですのであえてGoogle Newsにアクセスして
たくさんのニュースを鳥瞰図的に読むようにしています。

私はイギリスのニュースも好きなので、
Googleのトップページ検索ウィンドウで
Google news UK Englishと入力します。
最後にEnglishと入れることで、「英語で書かれた
グーグルニュース」が上の方に出やすくなるからです
(そうしないと日本語の「グーグル・ニュース」が
トップにヒットするのですよね)。

ちなみにGoogle Newsの中でも好きなのは
一番下に掲載されているScienceとHealthのニュースです。
紛争や災害など、悲しいニュースが大きく取り上げられる中、
科学技術や医学面の進歩は私たちに希望をもたらして
くれるからです。

always-on culture [日々の暮らし]

先日読んだイギリスThe Timesの記事に、
ネット依存脱却の話がありました。最近イギリスでは
スマホへの依存が大きな問題となっており、
それを克服すべく、いわゆる「デジタル・デトックス」系の
プログラムが盛んだそうです。

たとえばあるプログラムではイギリスの地方に出かけて
デジタルグッズから完全に自らを切り離し、
ウォーキングやヨガ、瞑想、絵画作成などの活動を
行うのだそうです。スマートフォンの普及により
仕事とプライベートの区別がつかなくなり、
常に画面をチェックしていることで
心身ともに疲弊した人が多いのは、どの国でも
共通なのですよね。

ちなみに英語ではalways-on cultureという語があります。
always-onは「常時接続している」ということです。
イギリスでは今年8月上旬にOfcom(英国情報通信庁)が
報告書を発表しており、その中で「イギリス国民の
3分の1が昨年何らかの形でデジタル・デトックスを試みた」と
まとめています。

インターネットでdigital detox tourと入れると、
かなりのヒット件数があります。依存しすぎて
自らを切り離すことができなくなる前、つまり
自覚症状があるうちにこうした「新たな視点」を
取り入れることも大事なのでしょうね。

建築とテロ対策 [日々の暮らし]

リオ五輪も無事終了しましたね。CNNでもずいぶん
取り上げられていた今回のオリンピックですが、
開催前の懸念材料の一つにテロがありました。

ちなみに「テロ」と言えばBBC時代、「テロ」「テロリスト」
という語が使えなかったことを思い出します。
なぜ使用不可だったかと言いますと、「テロ」というのは
片方から見た場合の呼称だからです。
テロ当事者からしてみれば、「自分たちには自分たちなりの
崇高な目的がある」ということになります。
よってBBCでは「テロ攻撃」はすべて「自爆攻撃」と
していました。

さて、先日、とある興味深い新聞記事を読みました。
テロ対策として公共施設でどのような工夫をしているか
という話題です。その一例として挙がっていたのが、
ロンドンのエミレーツ・スタジアムでした。ここは
サッカー・チームのアーセナルが本拠地としている場所です。

写真に映し出されたスタジアム前には
彫刻のような感じでARSENALの文字が立体文字として
並んでいました。この一文字一文字は
地中の深いところから支えられており、7トントラックが
突っ込んできても耐えうるのだそうです。

美観を損ねることなく、それでいてテロ対策となるような
建造物を作ることが、近年では建築界の間で
テーマになっているとその記事には出ていました。

ちなみに英語にはIED(improvised explosive device
即席爆発装置)という語のほか、VBIED
(vehicle-borne improvised explosive device自動車爆弾)
ということばもあります。これからの時代は、
公共の場において、対テロ観点から街づくりや
建築物デザインなどが求められていくことになるでしょう。

日本も例外ではありません。2020年に向けてより安全かつ
より美しい街が生まれることを願っています。

numberline [日々の暮らし]

私たちが日常で使う商品の多くが中国製で、
この状況が見られるようになってからかなりの
年月が経っています。もはやMade in Japanという表記を
探す方が今の時代、難しいかもしれません。
それぐらい中国商品が日本のみならず世界中を
席巻しているのがわかります。

けれども何年ぐらい前からでしょうか、
中国「以外」の国名も見られるようになりました。
たとえば我が家が愛用するコーヒーサーバーはタイ製ですし、
歯磨き粉もMade in Thailandと書かれています。
洋服もベトナムやカンボジア製のものが増えていますよね。

ところで洋書を広げて興味深い表記があることに
先日気づきました。出版社の本部がアメリカやイギリスにあっても、
Printed in IndiaやPrinted in Macaoなどという表記が
あるのです。日本で出版される日本語本の場合、
ほとんどが日本で印刷されています。ですので、
意外な地名が出てくると、なぜそこで印刷したのか、
その経緯が知りたくなります。

ちなみに洋書の奥付(実際には表紙の次の次の頁ぐらいに
印刷されています)を眺めていると、フシギな数字の羅列が
あります。出版社や印刷関連の情報の次あたりに
出ているのですが、こんな数字が並びます:

3 5 7 9 10 8 6 4 2

別の本ではこう書かれていました:

1 3 5 7 9 10 8 6 4 2

うーん、一体この数字は何なのでしょう?
印刷が正しいことを示すものでしょうか?

・・・と思って調べたらありました!!!
printer's keyないしnumberline、printer's codeと言うそうで、
これは「刷」を表すようです。よって、冒頭に「1」とあれば
これは第一刷ということになり、刷を重ねるにつれて一つずつ
削られていくのだそうです。つまり、左端に「2」とあれば
第二刷となります。ただ、全世界共通の表示基準は特に
ないようです。

詳しくはこちらに書かれています:

http://www.biblio.com/blog/2010/12/what-is-a-numberline/

コラム更新のお知らせ [各種連載]

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第137回ではa laundry listを取り上げました。

http://www.hicareer.jp/english/housou/137.html

「通訳者のひよこたちへ」第273回はインターネットについての
考えをつづっております。書籍紹介は第一次大戦中の
プロパガンダポスターに関してです。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/273.html

なお、5週目の「ひよこ」は休載ですので、次回は
9月5日月曜日にアップの予定です。
よろしくお願いいたします!

「仕事をする人」の呼び名 [日々の暮らし]

街なかを歩いていると目に入ってくる様々な活字が好きで、
ついつい見てしまいます。最近注目しているのは
アルバイト募集の広告。「パート募集」「アルバイト求む」
など表記も多様ですよね。

以前であれば正社員、パート、アルバイトぐらいの
分類および表記表でしたが、最近は同じアルバイトでも
呼び方は様々です。

たとえば「スタッフ」「クルー」「キャスト」などが
ありますし、業種に応じて「バリスタ」「フェロー」
「パートナー」などもあります。

このような呼び方はいつぐらいから出てきたのでしょうか?
気になったので調べてみたのですが、今一つ
見つかりませんでした。ただ、企業経営の観点からすると、
「クルー」などの呼び名にした方が、応募者側から
良いイメージを持たれるという説明は見つかりました。
なるほど、と思いましたね。

カタカナではなく漢字表記にするならば、いずれも
「従業員」「作業員」となるのでしょう。けれども
書き方一つでイメージが変わるというのが日本語の
面白いところです。

などと書いていたら、ふと、以前見た「寅さん」の映画を
思い出しました。渥美清さん扮する寅さんがよく口にする
「労働者諸君!」です。

移りゆくということ [日々の暮らし]

日々の暮らしを続けている以上、物事が「変化する」
ということは避けて通れないと私は感じています。
たとえば、今までお気に入りだったお店が
ある日突然閉店していたということもありますし、
好きだったウェブサイトがデザイン変更をして
かえって見づらくなったなどということも
考えられます。それまで慣れ親しんでいた分、
変化に自分が適応するのが大変、というケースです。

「当たり前だった期間」が長ければ長いほど、「なぜ?」という
気持ちは強くなるでしょう。「せっかくここまで
続いたのに」という「せっかく感」が心の中で
大きくなるかもしれません。

けれども物事が永久に続くということはありません。
それは人間の命に終わりがあるように、何事も
いつかは変化したり終焉を迎えたりということが
あるからです。

そうした状況に直面した際、「あの時は良かった」
「昔はこうだったのに」と過去だけにしがみついても
なかなか前に進めません。現状を受け入れ、では
自分はその新しい境遇に対してどう接していくかを考えて
行動を具体的にとることが一番建設的だと私は考えています。

物事は移りゆくということを受け入れることこそが
最大の解決策だと思うのです。