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軍事用語のtheater [英語]

昨日のブログでは軍事用語のtheaterについて
説明しようと思いきや、手術室へと話が展開しました。
セント・トマス病院の博物館サイトなどを眺めつつ、
「わあ、今度イギリス旅行の際には行きたいなあ!」など、
またまた旅モードになっていたのでした。
確かブログを書き始めたときは、「戦域」のtheater
について記そうと思っていたのですが・・・。

ということで、今日は軍事用語に焦点を当てて
theaterについて書くことにします(話がそれないことを
期待しつつ!)。

ジーニアスを読むと、「戦域」としてtheaterを使う場合、
単数形で通例は用いるようです。たとえば
the Asian theater of operationsであれば「アジア戦域」、
theater nuclear weaponsは「戦域核兵器」という
意味になると出ています。

Merriam-Websterのオンライン辞書を見ると、
theater of operationsで一つの見出し語となっており、
the part of a theater of war in which active combat
operations are conductedと書かれています。
うーん、こうなると昨日記した「手術室」の
operating theatreと、ここに出てくるcombat operationsが
どちらもoperateという語を使っており、
ゴチャゴチャになりそうですねえ。
ちなみにtheater of operationsという軍事用語は
1868年に使われたとここには出ています。

なお、軍事学者のクラウゼヴィッツはその著書の中で
theaterを定義づけています。氏の「戦争論」は
岩波文庫から出ており、上・中・下の三作から成る大作ですが、
戦争について知る上では古典的名著とされています。
私も「夏休みの読みたい本リスト」に加える予定です。

operating theatre [英語]

ジーニアス英和辞典の紙版をパラパラとめくっていると、
知っている単語ほど実は多くの意味を擁することが
わかります。英語学習を長年続けていると、
あえてaやthe、haveにtheyなど改めて調べることは
そうそうないでしょう。けれどもそうした単語ほど色々な意味があり、
押さえておくことは重要であると私は感じています。

先日AFNを聞いていたときのこと。軍関連のニュースで
theaterという語が出てきました。このtheaterという単語も
多くの意味を有します。「劇場、映画館、演劇」以外にも
あるのですよね。軍事ニュースでの意味は「戦域」です。

そういえばイギリスの「手術室」はoperating theaterと
言います。あ、イギリス式スペルなのでoperating theatreですね。
アメリカ英語であればoperating roomとなります。
イギリスで「手術中である」はbe in theatreです。

なぜ手術室がtheatreなのか語源を調べたところ、
昔のイギリスではすり鉢状の階段教室で手術の様子を
実演していたからだそうです。そうした講堂が最初に
使われたのはオランダやイタリアにおいてであり、
イギリスで初めてつくられたのは1822年、
セント・トマス病院でした。

ロンドンにはThe Old Operating Theatre Museum &
Herb Garretという博物館があります。かつてセント・トマス病院が
あった場所に位置しています。ちなみにナイチンゲールが
看護学校を作ったのもセント・トマス病院でした。

この博物館には当時のoperating theatreも展示されています。
興味のある方はぜひ!

http://www.thegarret.org.uk/oot.htm

みじめなり~のイギリス鉄道 [日々の暮らし]

仕事でイギリスに暮らしていたころ、ロンドン地下鉄で
興味深い制度があることを知りました。
「20分以上遅延した場合、運賃を返金する」
というものです。各駅には遅延申請をする申込用紙があり、
そちらに乗車区間、日時および自分の連絡先を
書く仕組みになっていました。投函後しばらくすると、
実際の運賃が返ってくるのですね。確か
クーポンのような形だったと記憶しています。

私が子どもの頃はまだイギリスの鉄道も国鉄でした。
ドアは手動式で、まるでアガサ・クリスティの作品に
出てくるようなそんな雰囲気です。
イギリスの田園の中を走り抜ける鉄道は
実に絵になるのですが、生活上の移動手段となると
なかなか大変でした。というのも、遅延を始め、
突然の運休など日常茶飯事だったからです。

遅れる、キャンセルになるといったことは
90年代に留学したときも、21世紀に入った直後も
やはり頻繁にありました。こうなるともう
構造的なものなのでしょう。今では民営化された
イギリスの鉄道ですが、こと「時刻通りの運行」
というのは大きな課題と言えそうです。

今日、イギリスの新聞をめくると、いまだに
電車の遅延に関するニュースがよく掲載されています。
新たな路線をつくろうという壮大なプロジェクトが
発表される一方、改善の兆しが見られない遅延に
利用者が憤っているのも事実です。

先日のニュースには、とうとうこんな記事がありました。
ロンドンとガトウィック空港を結ぶ急行列車は
乗務員不足により、なんと一日当たり341本を運休にするそうです。
これを受け、乗客の多くが号泣したり(break down in tears)や
パニック障害に見舞われた(suffer panic attacks)と
いう光景が見られたとThe Telegraph紙は綴っています
(2016年7月10日電子版)。

そしてとうとう、うんざりした乗客たちが強硬手段に
出ました。指定席切符を持たない状態で指定席を占拠したり、
ターミナル駅で抗議行動をしたりしているそうです。
すでに14000人分ほどの署名も集まり、その嘆願書は
政府へ提出されるとのこと。また、37歳のとある女優さんは
48時間のボイコットも計画しています。

いやはや、一体どうなる、イギリスの鉄道!?

続報が気になります。

辞書の寄り道ふたたび [英語]

放送通訳の際、私はグーグルの日本語版およびアメリカ版の
ニュースページを印刷し、当日の概要をつかむように
しています。先日のこと、アメリカ版を眺めていると
科学ニュースのところにtinnitusという語が出ていました。
私にとって医学用語はニガテ分野です。見出しの写真を
見ると女性が耳を押さえており、本文には
ringing in your earsとあります。そう、「耳鳴り」の
ことだったのですね。

新しい単語に出会うと必ず手持ちの「ジーニアス英和辞典」
(紙版)を開き、調べた単語に下線を引きます。
今回は気になったので、ネットでtinnitusの語源も
調べてみました。このようなとき頼りになるのが
Merriam-Websterオンライン版です。

そちらにアクセスすると、tinnireというラテン語から
来たと出ていました。「鳴る」という意味だそうです。
tinnitusが誕生したのは1843年とも出ていました。

Merriam-Websterの良いところは語源だけでなく、
韻を踏む単語も合わせて紹介してある点です。
見てみると、arthritis, bronchitis, gastritisなど
出ています。歌詞や詩を作るときに役立ちそうです。

再びジーニアスに戻り、ページの余白に
語源のtinnireを書き込みました。それからふと
同じページに目をやると、何やら面白そうな単語が・・・!
どれどれ、tin-pot?何だろうと語義を読むと
「(主に英)(指導者・政府などが)取るに足らない、
役に立たない」と出ていました。この語源も気になりますが、
はやる気持ちを抑えて、さらに下の方を観てみると、
「tintinnabulation 鈴が(チリンチリンと)鳴ること」と
出ていました。

今度は左上を見ると、「tincture チンキ剤」という語も。
そういえば子供のころ「赤チン」という消毒殺菌剤が
ありましたっけ。赤チンの語源は「赤いヨードチンキ」です。
ヨードチンキの語源はオランダ語でJoodtinctuurですので、
先のtinctureと同じ語源ということになります。

ちなみにtinctureは「(知識などが)生かじりの」という
意味もあるそうです。

「寄り道、あ~楽しかった!」と思える瞬間です。

King's Cross [日々の暮らし]

かつてロンドン大学で勉強していたころ、
寮から15分ほど北へ歩いたところに
King's Cross駅がありました。ロンドンのターミナル駅の
一つなのですが、クラスメートからは、
「あの辺りは危ないから一人で出歩かないように」
と注意されたことがあったのです。
確かに何となく当時は不穏な空気が漂っており、
よほど駅への用事がない限り、
あまり行かなかったのを覚えています。

先日、イギリスの新聞The Timesの別刷りを
読んでいたときのこと。ある住宅広告に目がとまりました。
写真に出ているのは、どう見てもガスタンクの外枠。
その中に円形マンションがあるのです。
ガスタンク自体を取り壊し、代わりに外枠と同じ高さの
住居を作ったものでした。

気になったので調べたところ、この豪華マンションは
Gasholders Londonという名前だそうです。
イギリスというのは、古い建物をできるだけ保存して
有効活用するという考えがあり、そう簡単に
取り壊しや再開発などを行いません。
このGasholdersも長年ガスタンクとして使われて
いたのですが、こうして別の目的として
よみがえらせていたのですね。

ネットを見ると、King's Crossも大いに再開発され、
とても美しい街に生まれ変わっています。
今度訪れた際にはぜひ足を運びたいと思います。

https://www.kingscross.co.uk/

飛行機の緊急脱出訓練をぜひ [日々の暮らし]

最近は地元自治体などでAEDの講習が増えてきました。
私も以前、自治会のイベントで学んだのですが、
AEDの操作方法はもちろんのこと、救急車の呼び方や
到着までの対応法など、大切なポイントを知ることが
できました。また、別の防災イベントでは実際に
消火器を使うコーナーもあったのですが、
こちらも実体験が大事なのですね。
自分の予想していた操作方法と異なっていたので、
触ることができて良かったです。

ところで飛行機に乗るたびに思うのが、
緊急脱出訓練をぜひイベントとして行ってほしい
ということです。すでに航空会社のいくつかは
整備場見学などを実施しています。
その一環として、救命胴衣の付け方や
酸素マスクの操作法、そして脱出シュートの体験など
実際にできればと思うのです。

最近は飛行機に乗ることに慣れた人が増えているためか、
離陸前の緊急時案内の動画やCAさんのデモンストレーションに
あまり目をやらない人もいるように思います。

いざというときのためにも、そうした訓練を
体験できたらと思う次第です。

コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第269回は『英語は楽しみながら』と題して
記しました。書籍紹介は"Translation and Cognition"という学術書です。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」第135回は
stir a hornet's nestというフレーズのご紹介です。

http://www.hicareer.jp/english/housou/

どうぞよろしくお願いいたします!

オワコン [日々の暮らし]

シューカツ、お祈りメール、オーキャンなどなど、
若い人たちと話していると、私がその年頃にはなかった単語に
遭遇します。初めて聞いたときはちんぷんかんぷんでしたが、
意味が分かると、なるほどなあと感心すること
しきりです。ちなみにオーキャンとはopen campusの
ことだったのですね。

随分前にオワコンという単語を聞いたときも
同様の驚きがありました。「終わったコンテンツ」のことで、
要はブームが去り、時代遅れになった状態のものを
さします。一世を風靡した人でも、人気が下火に
なってしまうと、オワコンと言われてしまうようです。

ところでオワコンで思い出したことがあります。
掲示物に関してです。

私は外出した際、掲示板に貼られているポスターや
ラックに置いてあるチラシなどを見るのが好きなのですが、
先日、鳥取県立図書館へ出かけた際、とても感心したことが
ありました。それは「終了済みのイベントや展示会の
チラシ・ポスターがきちんと片づけられていたこと」でした。

わが家の近所を見渡してみると、場所によっては
すでに終わってしまったイベントのポスターが
貼ったままの所があります。
ラックに置いてあるチラシに目が行き、
「あ、面白そう」と手に取るや、すでに先日開催済み
というケースもありました。紛らわしいので
私としてはそうしたチラシやポスターは取り外してほしいと
思うのです。

鳥取県立図書館を始め、鳥取県の観光地などを見てみると、
そうしたポスター掲示にはかなり
気を遣っているように見受けられました。
今、日本はインバウンドに期待する時代。
こうした小さなことにも心を配り、
もてなしていくのも大事だと思います。

Gareth Malone [日々の暮らし]

先週から今週にかけて真剣に観たのがNHKBS1で放映された
「BS世界のドキュメンタリー」です。
この番組は世界の様々な番組を放送するというものです。
ただ、放送時間が午前0時(真夜中)、再放送は
夕方17時なので、私の場合、なかなか観ることができません。
我が家のDVDが今一つの調子なので、録画も難しいのです。

BBC時代からドキュメンタリー大好きな私にとって
こうした良質番組は定期的に観たいところなのですが、
タイミングが合わなかったり忙しかったりということが
続き、この番組もここしばらくは観ていませんでした。

今回私が堪能したのは「シリーズ ギャレス・マローンの
職場で歌おう!」です。ギャレスが色々な職場を回り、
そこで合唱団を形成し、大会で優勝者を決めるという
リアリティ番組です。

ギャレスの番組はずいぶん前に観たことがあり、
すばらしい指導者だと大いに感銘を受けました。
数年前に発売された書籍も楽しかったですね。
そのようなことからずっとギャレスには注目していたのですが、
たまたま勤務する大学図書館のDVDコーナーを眺めて
いたところ、なんとギャレスの別シリーズがあったのです。
おそらく教職課程の学生向けに図書館はこれを
購入したのかもしれません。

大学の授業終了後、図書館にこもってこの番組を
楽しく鑑賞した数日あとのことです。こちらもたまたま
事務手続きで立ち寄った区役所にてNHKBSの番組表チラシを
手にしました。めくってみるとギャレスのシリーズが
放映と出ています。このような具合で偶然が積み重なり、
今回の番組鑑賞となったのでした。

音楽好きな人、イギリスの光景を味わいたい方、指導法を
知りたい先生方など、ギャレスの番組は様々な切り口から
楽しめます。今度はぜひ地上波でゴールデンタイムに
再放送をしてほしいなと思います。

腕時計 [日々の暮らし]

先日のこと。仕事へと車を走らせていたとき、左手に
はめている腕時計に目をやると、7時25分をさしていました。
それからさらに数分後にもう一度見ると、
あらあら、なんと電池切れでそのまま7時25分でした。

この時計を買ったのは社会人になりたてのころ。
当時の私にとっては、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで
購入したのでした。薄型で軽く、文字盤も見やすく、
気に入っているアイテムです。

ただ唯一の難点は「秒針がないこと」。これは
通訳の仕事をする私にとっては致命的とも言えます。
というのも、時計が止まったとしても気づき辛いからです。
実はずいぶん前にも止まったことに気づかず、
冷や汗をかいたことがあったのでした。

本来であれば早く直したいのですが、海外の製品で
あるため、日本総代理店まで足を運び、その場で
点検もお願いしつつ交換するしかありません。
ただ、あいにくそのお店が開店するのは
私の仕事の時間帯と合わず、なかなか出向くのも
大変なのですね。

そこで今回は仕方なく量販店で腕時計を買おうと
思い立ちました。ところがところが、通勤途上にある
家電量販店へ行ったところ、そこはスマートフォンや
デジタル製品のみで腕時計は置いていないとのこと。
うーん、困ってしまいました。

そういえば街中を歩く人を眺めてみても、
腕時計をしている人はまばらに思えます。
おそらく携帯電話が普及しているため、今は
スマホで時計をチェックすれば良いのですよね。
しかも目下、蒸し暑い夏ですので、体にぴったり
付いてしまう腕時計を避ける人が多いのかもしれません。

気になったので調べたところ、数年前のデータが見つかりました。
それによると、「腕時計は持っていない」という人の割合が
何と25%もいたのです。また、持っていない人に関しては、
やはり「携帯電話やスマホがあるから持たない」という回答が
圧倒的多数でした。

なかなか電池交換ができぬまま現在に至っていますが、
さすがに日替わりで子どもたちの腕時計を借り続けるのも
気が引けてきました。そろそろスケジュールをやりくりして
電池の交換にでかけます!