So-net無料ブログ作成
検索選択

BBC World Service のテーマ音楽 [日々の暮らし]

短波放送で有名なのがBBC World Serviceです。
BBCは公正中立な報道で知られており、
受信料などから成り立っています。
一方、海外向けのWorld Serviceの場合、
政府から予算がおりるのですが、報道内容に関しては
ノータッチ、つまり、BBC独自の報道方針を
尊重しています。

私はBBC World Serviceが好きで、
子どもの頃はよく短波放送で聞いていました。
毎時、定時になるとニュースが流れるのですが、
その項目も世界各地の話題が実に多く、
今まで聞いたこともなかった国のニュースを
興味深く聞いていましたね。

その定時ニュースで流れる音楽があります。
英語ではsignature tuneと言います。
BBC短波放送で流れるsignature tuneは
イギリスの17世紀作曲家ヘンリー・パーセルが
作ったものです。曲名は「リリブレロ(Lillibullero)」と
言います。元はアイルランドの歌だそうです。

この曲がBBC短波放送のテーマ音楽になったのは
第二次世界大戦でした。第二次大戦中、ヨーロッパ大陸では
ナチスの脅威の中、身をひそめてBBCからの情報を
頼りにした人たちが大勢いました。当時、
ベルリンにあった日本大使館でも、短波放送に
耳を傾けながら日本への帰国のタイミングを
見計らっていたのだそうです。

この「リリブレロ」も時代と共にアレンジが加えられていきました。
現在のメロディはイギリスの作曲家 David Arnold氏に
よるものです。アーノルド氏のサイトでは実際の
メロディが聞けるようになっています。

http://davidarnoldmusic.com/bbc-world-service-news-hour/

これまでの他のバージョンもYou Tubeで検索すると
出てきます。17世紀のパーセルの音楽を
色々なアレンジで聴き比べてみるのも楽しいですよ。

BBCによる「リリブレロ」の解説もぜひ:

http://www.bbc.co.uk/worldservice/us/001221_sigtunes.shtml

短波放送 [日々の暮らし]

私が学生の頃はインターネットがまだ世の中に
普及していませんでした。海外の情報を得るのも
実際に自分で図書館へ出かけたり、自ら
海外の関係団体に連絡して資料を送ってもらったり
していたのです。「自分の足で稼ぐ」ということは
手間も時間もかかりました。けれどもその結果、
求めていたものを手に入れられた時の喜びは
格別でしたね。

私にとってのそんな情報源の一つに短波放送が
あります。私は幼少期に海外にいましたが、
日本語への渇望からラジオで日本語放送を聴こうと
思い至りました。当時、NHKの海外向け短波放送
Radio Japan なら世界のどこにいても聞くことができると
知ったのです。それで父に短波ラジオを買ってもらい、
毎日放送時間帯になるとダイアルをゆっくりゆっくり
回しては、周波数に合わせようと努力しました。

ところが残念ながら、我が家の位置が悪かったのか、
電波の届きが今一つだったのか、6年間の
海外滞在中、Radio Japanを聞けたことは一回
ぐらいだけでした。Radio Japanの会報には
アフリカ在住の日本人リスナーからのおたよりが
載っていましたので、むしろアフリカ大陸の方が
感度が良かったのかもしれません。

日本に帰国後も短波放送への興味は絶えず、
時間さえあればピーピーザーザーいう雑音の間から
どこかの国の放送を見つけるのが好きで
よくラジオをいじっていました。短波放送の場合、
視聴に成功したことをラジオ局に報告すれば、
「ベリカード」という証明書を送ってもらえます。
その頃はベリカード集めにも凝っていましたので、
忍耐強く雑音との格闘をしていましたねえ。

ダイヤルをそーっとじっくり回していると、
雑音の中から突然、クリアな音で音楽や話し声が
聞こえてきます。それはまるで大雨の中で突然
晴れ間が見えるような、そんな感覚です。
私の場合、英語や日本語であれば理解できますが、
たとえ未知の言語であっても、「これはどこの国の
ラジオ局?」と想像するのも楽しいのですね。

今の時代はインターネットで世界中のラジオ放送や
テレビの動画などを視聴できます。
短波放送における雑音の中の音探しを「手間」と思うか、
それとも「宝探し」ととらえるか。

私は断然後者です。

ニュース音楽の作り方 [仕事]

先日のブログで、CBS Evening Newsのテーマ音楽について
書きました。その後気になったので、BBCを調べたところ、
ありました!2013年にBBC はロンドン西部のTV Centre
(かつて私が放送通訳の仕事をしていた場所です)から
ロンドン中心部のBroadcasting Houseに引っ越しています。
それを機に、ニュースのテーマ音楽も再度録音したそうです。
詳しくはこちら:

http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-21083020

指揮者のDavid Arnold氏がニコニコしながら
ニュース音楽にかける思いを語っています。
コンピュータで作った音楽ではなく、
心のこもった旋律を奏でることなのだ、と。
その思いをこのインタビューから感じ取ることができます。

デジタル化やAIで、今や機械が何でもできる時代と
なっています。それでも生身の人間にしかできないことが
あるのですよね。私自身、そう思っていただけるような
放送通訳者・教員となるべく、これからも精進したいと
思っています。

コラム更新のお知らせ [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第265回がアップされました。
今回のテーマはイギリスのEU離脱です。
書籍紹介では佐々木宏子編著「すてきな絵本タイム」を
取り上げております。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第133回はmaintain an edge against ... です。

http://www.hicareer.jp/english/housou/

どうぞよろしくお願いいたします!

楽しい国旗 [日々の暮らし]

昔から地図や切手、国旗など、何かしら「デザイン」に
関するアイテムがあるとしげしげと眺めています。
特に国旗にはその国の建国精神や人々の思い、
歴史が柄に込められています。我が家には
子ども向け国旗図鑑があるのですが、それを読むと
そうしたエピソードを知ることができます。

最近関心を抱いたのはEUの国旗です。
イギリスのEU離脱に関するニュースでEUが話題と
なっています。EUの国旗はシンプルで覚えやすいデザインです。

EU旗には黄色い星が12個ついています。
これは加盟国数を表すのではなく、もともと
「12個にする」という趣旨からこのデザインになったそうです。

ポイントは、横長の旗の上辺および下辺の真ん中、
および左辺と右辺の真ん中に星があること。
さらにそれら四つの星の間に二つずつ星が点在
していることです。いずれも星の先端は上を向いています。

http://www.euinjapan.jp/

こうして見てみると国旗というのは奥深いとしみじみ思います。
それぞれの旗はどういうレイアウトなのか、
また、たとえばフランス国旗のように3色を用いる場合、
それぞれの色をどう配分するかなど、
国によってさまざまだからです。

ところで先日購入したイタリアからの輸入パスタ。
パッケージの裏にはEUのオーガニックを示すロゴがあり、
デザインには12個の星が描かれていました。
「EU有機認証マーク」と言うのだそうです。詳しくはコチラ:

http://ec.europa.eu/agriculture/organic/
こちらのサイトにはキッズコーナーもあり、
楽しい内容となっています。

日本に輸入されているワインやその他の食材には、
それぞれの国の旗が描かれていますよね。
これからもそうした国旗を目にするたびに、
その国についての関心を深めていきたいと思っています。

名称の違いは? [英語]

先日の日経新聞に英語教育の記事がありました。
「英語 各校で到達目標」というタイトルで、
中央教育審議会のワーキンググループによる発表内容が出ています。

これは次期学習指導要領に関するものです。
小中高校における英語教育をいかにすべきかの
指針が具体的に明示されています。

記事によれば、高校の科目構成の見直しも行われるそうで、
現在の「コミュニケーション英語I~III」は
「英語コミュニケーションI~III」と名称を変えるとあります。

これだけでは具体的にどういった面で違いがあるのか
わからず、色々とネットで調べたのですが、
おそらくこれから内容も詰めていくのでしょうね。
今後の情報開示に期待します。

ただ、科目名を「コミュニケーション」が先か
「英語」を先にするのか以上に大切なことも
たくさんあると私は思います。現場の先生方の負担を
少しでも軽くし、先生方が意欲と情熱を持ち、
英語の楽しさ、学ぶ楽しみを生徒たちに伝えていくこと。
先生方が指導に専念できる、そんな労働環境になることを願っています。

音だけを頼りに [英語]

先日聞いていたAFNの中に「興味をかきたてる」
と思しき意味の英語が出てきました。
耳に入ってきたのはpeek とinterestの2語です。

またまた運転中だったため、赤信号になるまで
何度か声に繰り返し出して記憶し、信号のところで
手帳に殴り書きをしておきました。

しかし、帰宅後に調べてみたものの、今一つ
納得のいく訳語に出会えません。
peekは「ちらっと見る、覗く」という意味だからです。

では同音のpeakはどうかと思い、辞書を引き直して
みました。こちらは「最高点」や「先端」という意味ですが、
動詞では「頂点に達する」とあります。

うーん、こちらもいまいちinterestと結びつきません。
こんなときはネットの出番です。

peek interestで検索したところ、語彙関連のサイトが
最初にヒットし、そこにはpeak vs peek vs piqueと
あったのです。そうでした!同じ発音でpiqueがあるのでしたね。
こちらで再度辞書を引くとpique his interest(彼の興味をかき立てる)との
熟語が紹介されていました。ちなみにpiqueの見出しには
「同音 peak peek」と出ています。こうした説明があるのも
学習者向け英和辞典の強みです。

ちなみにpiqueは「いらだち」「人を怒らせる」などの意味も
あります。ネガティブな意味合いを持つのですが、
なぜかpique his interestでは「興味をかき立てる」なのですよね。

piqueの語源はフランス語で、piquer(苛立たせる)から来ています。
「(労働者を)監視する、~にピケを張る」の「ピケ」は
英語でpicketと言い、やはりこちらの語源もpiquerです。
軍事用語の「前哨線」、労働争議の「ピケライン」は
picket lineと言います。

今回は音だけを頼りに言葉を探す旅に出かけました!

国際返信切手 [日々の暮らし]

今の時代、ネット通販は本当に便利ですよね。
時間を問わずに注文ができますし、こちらの指定する時刻に
配達してもらえます。サイトによっては配送料が無料のところもあり、
家計的に助かっている方も多いことでしょう。

モノを買う、あるいはサービスを受けるという点において
世界は大きく変遷してきたと思います。
私が子どもの頃は買い物やサービスというのは
ほぼすべてが対面でした。お金をおろすにもATMすら
ありませんでしたので、銀行業務時間内に実際に出かけて
用紙に記入し、銀行員の方に窓口で手渡して
現金を受け取るという方法をとっていたのです。
子どもの頃、母に連れられて銀行へ行き、
ずいぶんとロビーで待ったことを覚えています。

資料請求も同様です。手紙か電話で請求していましたし、
場合によっては返信用封筒(もちろん切手を貼った封筒)を
同封してお願いしていました。

私は1993年にロンドン大学の修士課程に入りましたが、
願書や募集要項、大学院案内を取り寄せる際にも
当時は随分と手間がかかりました。
今のようにインターネットがありませんでしたので、
大学院案内を一括して閲覧できる飯田橋の
British Councilへまずは出かけ、そこで希望する院の
案内を探して読みました。そして資料請求方法のページを
書き写して大学へお願いの手紙を書いたのです。
その時、こちらからの手紙に同封したのが「国際返信切手」でした。

国際返信切手の正式名称は「国際返信切手券」で、
英語ではInternational Reply Coupon (IRC)と言います。
これを同封することで大学側も送料を負担することなく、
請求者である私にしかるべき資料を送ることができます。

今の時代であれば資料はネットで見られますし、
印刷したければPDFで同一レイアウトのものを
きれいにプリントアウトできますよね。隔世の感がします。

ところで国際返信切手はいつごろ誕生したのでしょうか?
調べてみたところ、20世紀初めにお目見えしたようです。
これを考案したのがUPU (Universal Postal Union 万国郵便連合)でした。
UPUは19世紀にスイスのベルンで発足した国際機関で、
今は国連の専門機関となっています。UPUについてはコチラ:

http://www.mofa-irc.go.jp/link/kikan_upu.html

国際返信切手は2013年にモデルチェンジをしており、
コンペの結果、チェコのデザインが採用されました。

http://www.upu.int/en/activites/coupons-reponse-internationaux/a-propos-des-cri.html

デザインテーマは「水」。2013年は「国際水協力年」だったのですよね。

米軍基地内の大学 [英語]

AFNを聴いていると様々な告知放送が流れます。
たとえば勉強に関する案内もその一つです。
基地内で実施しているセミナーの話題を始め、
配偶者向け日本生活ガイドなども聞いていて興味深いですね。

もう一つは基地内の大学についての案内です。
日本には米軍基地がいくつかありますが、
実はアメリカの大学の分校のようなものがあり、
そちらに通うことで学士号や修士号を取ることができるのです。

たとえばUniversity of Marylandは横田基地にキャンパスを
設けています。すでに60年前から日本や韓国で
授業を行っているようです。詳しくはこちら:

https://www.asia.umuc.edu/unclassified/umuc-asia-celebrates-60-years-asia

米軍基地内の大学については日本語で説明をしている個人サイトもあります。
そちらを読むと、米軍基地内の大学は主に米軍人向けであり、
勤務後の夜間に授業が実施されていることなどが書かれています。
ただ、場合によっては基地外の日本人も入学ができるようです。
興味のある方は最新情報を調べてみてください。

ちなみに私の出身地、神奈川県川崎市はメリーランド州ボルチモアと
姉妹都市で、神奈川県自体もメリーランド州と姉妹提携をしています。
各自治体レベルで姉妹都市交流もおこなっていますので、
そうした交流行事に参加するのも一案です。

姉妹都市イベントではないのですが、私も学生時代に
神奈川県で実施したスタディツアーに、また、
社会人になってからは内閣府の青年交流事業に参加しました。
自己形成において新たな世界観や価値観を知ることができる、
貴重な機会でした。

セミナーのお知らせ

アイ・エス・エス・インスティテュートのサマーコースが
発表されました。私は以下の講座を担当予定です:

「おもてなし通訳を体験しよう!」
2016年8月27日・28日(土日) 10時から15時まで

「柴原早苗先生直伝!訳出の質を変えるリサーチ法」
2016年9月14日(水) 19時から21時まで

詳しくはこちらをご覧ください:

http://www.issnet.co.jp/s16/

http://www.issnet.co.jp/s16/english/interpretation/#ei_01

みなさまの学びのお役に少しでも立てればうれしく思います。
ご参加をお待ちしております!