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潔くプロクラ中 [日々の暮らし]

英語で「後回しにする」はprocrastinateです。
「やらなきゃいけないのはわかっている。でも
どうしても乗り気にならない」ということは
誰にでも起こり得ますよね。先日読んだ
コミックエッセイに、締切ギリギリになって
慌てている作者の様子が描かれていましたが、
私もそのようにあたふたすることがあります。

「ならば計画を立てて早め早めにやればよいのでは?」
という声が上がってきそうですが、それは
当の本人が一番よくわかっているのですよね。
得意なことであれば放っておいても自発的に
取り組むのでしょうけれども、苦手意識があると
つい後回しになってしまうのです。
我が家では英語のprocrastinateの文字を取り
「プロクラ」と呼んでいます。

以前ロンドンで大学院生活を送っていたとき、
論文締切前にクラスメートと「執筆が進まない」
とこぼし合ったことがありました。
ネイティブのイギリス人でさえ、書けないことに
苦しんでいたのですね。彼女も私もそんなときは
逃避行動に走ります。具体的には「掃除・片づけ」です。
「書かなくてはいけないのはわかっている。でも
あの汚れも気になるし。あ、そろそろ掃除機掛けもしないと」
という具合になっていました。つい片づけてしまった結果、
"My house is sparkling clean!"と彼女も言っていましたっけ。

というわけで、目下私はあるプロジェクトを前に
プロクラ中です。そろそろ本腰を入れねばということは
よ~~~~く自覚しています。でも、つい・・・ね。

で、達観することにしました。

そのようなときは「潔くプロクラする」と決めたのです。
ギリギリになれば否が応でも取り組まざるをえません。
ならば心行くまでプロクラして、point of no return
まで行こうと割り切ることにしました。

ちなみにprocrastinateの語源はラテン語で、
pro-(前へ)+crastinus(明日の。crasは「明日」のこと)
から来ているそうです。

・・・って調べる行為も現実逃避なのか
英語学習なのかわかりません・・・!

学びの原動力 [仕事]

通訳の仕事をしていると、一般書店では売られていない本が
必要になることがあります。国際会議やセミナー、
シンポジウムなどでは専門家の先生方がお話されることも多く、
その予習として通訳者は短期間で様々な知識を
蓄える必要があるのですね。

今の時代はネット書店がありますので、注文すれば
すぐに宅配便で届けてもらうことができます。
私がデビューしたころは大型書店へ電話をかけ、
A書店になければB書店という具合に次々と
問い合わせをしたものでした。ようやく見つかると
お取り置きをお願いし、電車を乗り継いで
買いに出かけたのです。労力が求められましたが、
その分、ようやく入手できたという安堵感と
早く読みたいという感情が高ぶり、帰りの電車の中で
必死になって読み込んだことを懐かしく思い出します。

このように「苦労して手に入れた」ということは、
手に入れたこと自体が大きな達成感となり、
それが自己肯定感や満足感に結びつくと私は感じます。
もちろん、通販でも同じ気持ちは抱けると思いますが、
ハラハラ・ドキドキ・ワクワクを経てホッとする
あのジェットコースターのような気持ちの揺れ動き
というのが私には合っているように思うのですね。

もちろん、私も今はネット通販をよく利用していますので、
そうした商法を否定しているわけではありません。
ただ、「大変だったけれど、頑張って買い求めて良かった」
というあの気持ちが、私には大きな「学びの原動力」になっている
とも思えるのです。

スイッチの場所と枠内表記 [日々の暮らし]

昨日のブログで「椿」をきっかけにあれこれ
調べた話を書きましたが、今日は「疑問を抱くこと」
に関する話題です。

私は日常生活の中でも「なぜだろう?」という思いを
よく抱きます。そのプロセスや原因を知りたくなるのですね。

たとえば日本の家屋で疑問に思うのが
「お手洗いの電気のスイッチの場所」です。
すべての家屋がそうなのかはわからないのですが、
少なくともこれまで暮らした家や実家などを見てみると、
お手洗いの電気スイッチはすべて扉の外にあるのです。
この場合、家族がお手洗いを使用中だと知らずに
「あら、電気がつけっ放し」とスイッチをオフにしようものなら、
中から悲痛な(?)叫びが聞こえてきます。

一方、これまで暮らしたイギリスの家のバス・トイレは
電気スイッチが内側に付いていましたね。
日本の場合はたまたま配線の都合上、
外側についているだけなのかもしれません。
ただ、日本でもレストランなどの化粧室は内側にスイッチが
ありますので、一般住宅でも中に付けようと思えば
付けられるはずです。

もう一つ疑問に思うのは、食品ラベルの表示です。
原材料名や製造者名が枠の中に書かれていますよね。
そこには「高温多湿を避け、冷暗所で保存」など
保存の方法が出ています。

ところがその枠の外側をよく見ると
「開栓後は冷蔵庫に保管」とあるのです。
「冷暗所で保存」に続けてこの注意書きを書けば
わかりやすいと私は思うのですが、
なぜそうならないのかフシギに感じます。

・・・とどうしても気になったのであれこれ調べたところ、
どうやら表示のルールが法律で決まっているようです。
ラベル枠内の保存方法はあくまでも「開封前」の方法であり、
開封後に関して記載するのであれば、「取扱上の注意」として
「枠外に記載する」と説明するHPがありました。

なるほど、これでようやくスッキリしました!

コラム更新しました [各種連載]

「通訳者のひよこたちへ」第253回は『覚悟を決めるということ』
と題して記しました。デビュー当時のエピソードです。
書籍紹介ではコミックエッセイ「流されて八丈島」を
取り上げております。

http://www.hicareer.jp/inter/hiyoko/

「放送通訳者直伝!すぐ使える英語表現」
第127回はgive ... a leg upというフレーズを
ご紹介しています。

http://www.hicareer.jp/english/housou/

どうぞよろしくお願いいたします!

椿 [英語]

通訳の仕事を請け負う際、大事にしていることがあります。
それは「問題意識を持つこと」と「勇気をもって質問すること」です。

通訳者はたとえ自分の専門外であっても
仕事を請け負った以上、最大限の努力を払い、
専門家並の知識を短時間で蓄える必要があります。
そのような時に生じる小さな疑問もないがしろにしては
いけないのですね。そのままにせず、一つ一つ
疑問点を解決していくことも事前の予習として
必要であり、その予習段階からすでに仕事は
始まっていると言えます。

放送通訳は会議通訳と異なり、事前にテーマが
知らされるわけではありません。当日のニュースを
インターネットや紙新聞で確認することで
大まかなヤマはかけられますが、緊急ニュースが
入ることもしょっちゅうです。そうなると、
日ごろから幅広い知識・世界情勢などを
押さえておく必要があります。

先日のこと。出張先の八丈島で観光パンフレットを
眺めていると、近隣の島でとれる「大島椿」のことが
書かれていました。「椿って英語で何かな?」と
思い立ったが吉日。手元の和英辞書で調べます。
椿は英語でcamelliaなのですよね。そういえば
日本ではダイアモンドのブランド名でもありましたっけ。

さらに興味が湧いたのでcamelliaをリーダーズ英和辞典で
調べたところ、語源はGeorg Joseph Kamel(モラヴィア人
イエズス会宣教師・植物学者)から来たのだそうです。
「ん?モラヴィアってどこ?」と今度は新たな疑問が出たので
そのまま電子辞書のジャンプ機能で引いたところ、
チェコ東部ブルノ市あたりの地域を指すとありました。

今度は英英辞典でcamelliaの説明を読むと、以下のように
出ていました:

a bush with shiny leaves and white, red or pink
flowers that look like roses and are also called
camellias(オックスフォード英英辞典)

a plant with dark green leaves and red, pink, or
white flowers, or the flowers of this plant
(ロングマン英英辞典)

なるほど、「バラのような」と言われると
想像がしやすいですよね。

なお、ジーニアス英和辞典には「短命な美の象徴」
との説明もありました。小説やオペラで有名な「椿姫」を
思い出します。

このような感じで一つの疑問をきっかけにどんどん
広げたり掘り下げたりすると、わかった時の喜びもひとしおです。
学びの楽しさをひしひしと感じています。

地名ウォッチング [日々の暮らし]

子どもの頃から手紙を書くことが好きで、
今も何人かの文通仲間がいます。メール全盛の中、
あえて便箋やはがきに近況を綴り、
切手を貼って投函するのがたまらないのですね。
赤いポストの投函口に手紙がポトンと音を立てて
入った瞬間、うれしさと達成感が湧いてきます。

手紙を受け取るのも好きで、仕事から帰宅の際、
自宅ポストを覗くのも日課になっています。
たいていはダイレクトメールなのですが、
知り合いからの手紙だとワクワクしますね。
自宅のドアを開け、手洗いうがいを済ませ、
カバンの中から仕事道具を取り出して
本棚や引き出しに戻し、お財布の中のレシートを
家計簿に付けるのが一連の作業。
これらが終わったら、さあ、手紙の開封です。

ところで私は消印を眺めるのも好きで、
郵便局名や日付なども確認します。
「うわぁ、昨日投函して今日届いた!」と
思う日もあれば、「いつもなら1日なのに、
今回は2日かかっている。郵便局が忙しかったのかな?」
などと考えます。

もう一つ、消印の地名にも注目します。
地名を地図で探しては「これほど遠くから運ばれてきたとは」と
嬉しくなります。

ちなみに私はヤマトの宅急便をよく使うため、
クロネコメンバーズに登録しています。
我が家は不在がちなため、登録することで
あらかじめ受取日時の変更などができます。
本当に重宝していますね。

このサービスでは発送・受取荷物の担当店名も表示されます。
リンクをたどると、そのお店の場所も地図で見ることが
できるので、そちらでも地名ウォッチングをしています。

信念と熱意と量 [英語]

先日の日経新聞に興味深い記事がありました。
「世界と戦う『中学英語』」というタイトルで、
ソフトバンクグループの孫正義社長と
ブリヂストンの津谷正明CEOの英語について
書かれています。

孫社長が話す英語のポイントは、
語彙を無理に増やそうとせず、
信念と熱意で伝えるということ。
また、リズムとアクセントを押さえて
正確に話しているのだそうです。

一方、津谷CEOが英語力アップのためにおこなったのは
「量をこなすこと」。例文を暗記したり
多読で鍛えたりとコツコツ取り組んだことが
紹介されています。

英語力を向上させるために、こうしたことは
とても大切です。基本的なことを地道に続けることが
実は最大の進歩につながると私は考えています。

(2016年3月22日火曜日日本経済新聞朝刊より)

見切りの付け方 [英語]

日経新聞の最終面に「私の履歴書」というコラムがあります。
これは政財界や芸術分野など、様々な世界で活躍する方々が、
自らのこれまでを振り返り1か月間に渡って連載する記事です。
今月はアイリスオーヤマの大山健太郎社長です。

アイリスオーヤマはこれまで多様な分野に進出してきましたが、
必ずしも順風満帆でなかったことが連載からはわかります。
大山社長のことばで次の文章が印象的でした。

「私は始めるのも早いが見切りも早い。」

「失敗は痛い。しかしバッターボックスに立たなければ
ヒットもホームランも打てない。長い目でみれば
リスクをとらない会社こそ衰退する。
これからも挑戦は続けたい。」

英語の世界でもこれは当てはまると私は感じました。
もちろん、勉強でもどのような分野でも「継続は力なり」
と言いますので、耐えて頑張り続けることも大事でしょう。
けれども、頑張ることで突破できるか、
あるいは早く見切りをつけた方が良いのかは
実が本人が一番わかっているようにも思うのです。

セミナーなどで私は「○○という勉強法を続けていますが、
これで良いのでしょうか?」という質問をよく受けます。
これなども、自分が良しと思えばもう少し粘った方が
良いでしょうし、内心嫌で嫌で集中できないというならば
思い切って見切りをつけた方が良いようにも思います。

失敗から教訓を得ること。
やめるリスクとやめないリスクがどのようなものにも
あるということ。

私も試行錯誤しながら毎日生活を続けています。

(「私の履歴書」⑳ 日本経済新聞 2016年3月20日日曜日)

今年こそヤンソンス [日々の暮らし]

先日渋谷の映画館で「ロイヤル・コンセルトヘボウオーケストラが
やって来る」を観てきました。昨年は敬愛するマエストロ、
マリス・ヤンソンス氏が来日しなかったので、
せめて大スクリーンで観たいと心待ちにしていたのでした。
映画全編の中で出てくるのは数分ですが、
ヤンソンス氏のお人柄が描かれていて良かったですね。

これまでヤンソンス氏はバイエルン放送交響楽団および
コンセルトヘボウの指揮で毎年来日していました。
けれども昨年始めにコンセルトヘボウを引退してしまったため、
昨年秋の来日は無し。ここ10年以上、毎年秋の
恒例行事として楽しみにしていたので、とても残念でした。
私は1994年のイギリス留学時に初めて
ヤンソンスの指揮をコンサートで観て以来すっかり魅了され、
以来、自称「追っかけ」(とまではいきませんが)のごとく
コンサートに出かけてきたのです。

私にとってヤンソンス氏のコンサートに行くことは
「よし、また一年頑張ろう!」と思えることでもあります。
年に一回のコンサート、それこそ七夕のようですが、
わずか数時間の音楽会から私はたくさんの喜びを頂いています。

ですので昨年秋は来日がなかったため、
私も今一つエネルギー切れになっていました。
けれども今年11月にはようやく来日です!

関東地方では川崎のMUZAとサントリーホールの
日程・曲目がすでに発表されています。

関東以外でどうなるかも早く知りたいところですね。
あとはチケット発売日にがんばって入手するばかりです。
今年こそヤンソンス!今からすでに秋が楽しみです。

ネットでの貢献者 [日々の暮らし]

昨日のブログで、「商品の返品はあきらめて
時間をお金で買う」という趣旨のことを書きました。
今日はその続きです。

結局我が家では電波環境が理由で件の小型ラジオが
使えないようなのですが、
こうなると今度は何か別のラジオが必要になってきます。

そこでネットで探したところ、件の商品の
1割ぐらいの価格のものが見つかりました。
ネットショップにはレビューもあったのですが、
そちらを見たところ、とあるユーザーの方が
その商品について動画まで付けて下さっていたのです。
早速見てみました。

動画には、その商品のサイズや特徴、音の具合などが
説明されていたのですが、実にわかりやすい内容で
とても参考になりました。一般の消費者の方が
わざわざこうしてそのグッズについて
細かく説明してくださっているというのは
本当にありがたいことだと思います。

ネットショップは割安だったり送料無料だったりと
私たち購入者にとってはありがたいのですが、
いかんせん、実物を手にしてから買うことができません。
そうした消費者の気持ちに応えるべく、
一人のユーザーの方が動画を作成してくださった
というのは、すばらしい社会貢献だと思います。

しかもその方は話し方もわかりやすく、
白い手袋をはめて商品を大切に扱いながら
説明していらっしゃるのですよね。
モノへの愛が感じられました!