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第三者になるとわかる [仕事]

一視聴者として自宅でテレビを見ているときに
同時通訳の画面が出てきたりすると、
同業に携わる人間として、ついつい
お仕事モードに入ってしまいます。
ただ、本人(つまり私)は自宅のリラックスした環境で
視聴しているわけですので、落ち着いて原文の
英語を聞けるのですね。頭の中で冷静に訳すことが
できます。

それもそうです。現場にいれば周囲の環境や
観客の存在、部屋の空調に雑音などがあり、
自宅のようにのんびりと集中することは
難しくなります。私の場合、そうした緊張感が
自分の訳質を左右することがあります。

つまり、逆の見方をすれば、冷静に落ち着いていれば
クオリティにまでもっと気遣うこともできるのです。
自分が通訳現場にはいないということ、すなわち
「第三者的立場」にいれば聞こえる音、思いつく訳語など、条件面でも
有利になると感じます。

ちなみに私の場合、現場の通訳ブースで二人体制のときも
パートナーが訳しているときの方が、原文の文脈を
拾いやすいと感じています。しかしパートナーの担当時間が終わり、
いざ私がマイクのスイッチを押すと、緊張状態が
アップします。標語的に説明するならば、
「自分が担当していない時はよく聞き取れる」
という具合でしょうか。

あ、でも考えてみると、車のスピードもそうですよね。
少々次元は異なりますが、自分がハンドルを握って
時速100キロを出していてもあまりスピード感を抱きません。
けれども先日、タクシーで首都高を走った際、
ものすご~く速く感じられたのです。
後部座席から速度計を見ると・・・わずか時速80キロでした。

うーん、第三者になるとわかること、というのが
色々とあるのでしょうねえ。

ところで辞書でthirdを引いたところ、元のつづりは
thridだったそうで、間のriがirに入れ替わったのだそうです。
知りませんでした!!
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