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ひたむきに心を込めること [仕事]

先日、久しぶりに朝のウォーキングへ出かけました。
ちょうど今はバラが満開ですので、その日は
「バラ・ウォッチング」をテーマに歩いてみました。

帰り道は行きと異なる道路を選びました。
通勤客がちらほらと増える時間帯です。一方、
朝6時過ぎなのに、すでにとあるマンションでは
せっせと清掃スタッフの方がお掃除を始めていました。
その姿を見て、ふと思い出したことがあったのです。

記憶によみがえったのは、以前私が住むマンションを
担当していた清掃スタッフ・Mさんのことでした。
すでにリタイア世代の方なのですが、
いつもキビキビと掃除をしておられ、
マンションの隅々まで丁寧にピカピカにして下さって
いたのです。雨の日も雪の日も必ず来て下さり、
私たちが気づかないような所もきれいになさっていたのでした。
マンションの住民だけでなく、近所の戸建ての方々とも
挨拶を交わし、朝になると我が家の階下からは
元気の良い挨拶が聞こえてきたものでした。

しかし数年前、マンションの管理会社が変わり、
Mさんもここを離れてしまいました。あそこまで
私たち住民以上にこのマンションを大切にして下さる方は
そうそういないだろうなと、しばらくは我が家全員ショックでしたね。
Mさんがいたころは、きれいにして下さっているMさんを
このマンションの住民も見習い、自分たちの手でマンションを
きれいにしていこうという雰囲気があったように思います。
それだけにMさんがここの業務を終了せざるを得なかったのは
本当に残念でした。

そのようなことをウォーキングをしながら思い出しつつ、
そのマンションを横目に自宅へ帰ろうとしていたときのこと。
「ん?もしかして、あのキビキビしたお掃除の仕方は
かつてうちのマンションを担当して下さったMさんでは?」
と私はひらめいたのです。その背中からは一心不乱と
言って良いぐらい、一生懸命さがにじみ出ていたのです。
良い意味での「気迫」のようなものが漂っています。
かつてうちのマンションをお掃除するときもそのような
お姿でした。

ただ、声を掛けようかどうしようか迷いました。
お仕事中ですし、もし人違いだったら悪いなと思ったのですね。
けれども勇気を出して尋ねてみたところ、
やはりあのMさんでした。

数年ぶりの再会でしたが、本当にうれしかったですねえ。
聞けば、うちのマンションでの契約終了後、
こちらの方を担当されているとのこと、また、隣町の
別の一棟も掛け持ちでなさっているなど伺いました。
当時幼かった我が家の子どもたちも大きくなり、
進学・進級したこともお伝えすると、涙ぐんで
喜んでくださいました。

数年前の契約終了時にささやかながら我が家4人で
寄せ書きのようなメッセージカードを管理会社へお送りしたことが
あるのですが、それを覚えていてくださり、
そのカードを励みに70過ぎても頑張っていますと
Mさんはおっしゃっていました。「いえいえ、私たち一家の方こそ、
Mさんが毎朝元気なあいさつでマンションを
きれいにして下ったおかげで、どれだけ毎日
エネルギーを頂いていたことか。本当に感謝しています」と
お伝えすることができました。

Mさんを思い出すたびに、仕事とはどうあるべきかを
考えさせられます。

ひたむきに心をこめること。

これに尽きると思います。
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